世界のあちこちに住み、出張取材の機会も多い朝⽇新聞の特派員が、おすすめの旅行先を写真でご紹介します。今回は中東から。ペルシャ湾にあるオマーンという日本になじみの薄い国からは、その中でもとりわけなじみのない飛び地について。そしてトルコのカッパドキアでは、洞窟に泊まることができます。(朝日新聞国際報道部)
空港にタクシーがいない…
まずはオマーンから、高野裕介記者。

私はマスカットから飛行機で行きましたが、季節によっては高速船も出ているようです。そして、アラブ首長国連邦の商都ドバイからは観光ツアーもあるようなので、そちらの方が手軽かもしれませんね」

雄大な「中東のフィヨルド」

私の中では、モーリタニアや西サハラのサハラ砂漠に続くお気に入りスポットです」

なにより気温と湿度が高い(夏でした)ので、まさにオアシスでした。運が良ければイルカが寄ってくるかもしれませんね」
手、ふらなくていいから!
しかも、反対側からホルムズ海峡を越えてきたイランのボートがまさに飛ぶようにしてこちらに向かってきます。ずいぶんの若い人たちが運転していて、いちいちこちらに手を振ったりしてくるので、余計に怖いです」

彼らは家畜や食料など運んできて、帰りに電化製品などを積み込んで帰るとか。港は立ち入り禁止になっていますが、少しだけ見させてもらいました(警察同行でもちろん写真は撮れません)。テレビなどの商品が山積みになっていました。
それでも、昔よりずいぶんと減ったそうです」

ここに住む人たちは独特の言語を話すそうですが、町にも出て行くのでアラビア語も通じるとのことでした。試しに、漁師らしい若者に、当時勉強していたアラビア語で話しかけてみましたが、『英語はわからない』と言われてショックを受けたのはよい思い出です……」
洞窟がホテルに
トルコからは、キノコの形をした岩山の景観で有名なカッパドキアから、其山史晃記者。

いまはホテルにリフォームされた洞窟がいくつもあり、私も泊まってみました」

朝食は奇岩が並ぶ景色を見ながらとりました」

「SATLIK」と書いてある洞窟は、売り出し中の部屋だそうです。
トルコはいま通貨の暴落が話題になっています。買うなら今、なのかも?
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