連載
#3 特派員フォトリレー
【世界の昼ごはん】ど迫力のローストポーク! 肉肉肉な国と言えば…
ところ変われば品変わる。世界のあちこちに住む朝日新聞の特派員が、同じテーマで写真を撮ってきました。今回のテーマは「昼ごはん」。その中でも、肉を使ったランチに注目しました。世界は肉と肉汁と脂に満ちています。(朝日新聞国際報道部)
まずはハムやソーセージがうまいヨーロッパの肉食大国、ドイツから高野弦記者。案内役は東京・国際報道部の神田大介です。
これは豪快。ボリュームの割に安く感じます。実にシンプルですね。ドイツ名物のビールともあいそうです。
続いてはオーストラリア、シドニー支局から小暮哲夫記者。
おいしそうではありますが、サンドイッチで860円って高すぎやしませんか! 世界には物価の高い国がけっこう多いようです。
サンドイッチのパンをトーストするのは、日本でもチェーン店の「サブウェイ」などでやってくれますね。いくつも種類があるパンやドレッシングを選ぶのが難しくて、「おすすめのでお願いします」と言ってしまいがちです。
お次はインドから奈良部健記者。パンに肉を挟むといえば、忘れちゃいけないアイツです。
100カ国以上に展開し、世界を代表するハンバーガー店「マクドナルド」ですが、実は各国でメニューが違っています。
よく見るとポスターの隣に「ビーフやポーク、これを使った製品は売っていません」と書かれています。一般に、インド人の8割を占めるヒンズー教徒は牛肉を、1割以上にあたるイスラム教徒は豚肉を食べません。
こんなところにもお国柄が現れるようです。
ブラジル・サンパウロ支局の岡田玄記者は、1週間に食べたランチの写真をぜんぶ送ってくれました。
「サウダージ」じゃないよ。ちなみにサウダージとは、懐かしさや郷愁が一体となった感情を表すポルトガル語だそうです。
というわけで、ブラジルにもちゃんと魚料理はあるようです。
なるほど。日本食がスシとテンプラだけではないのと同じですね。
ところで、「重さで料金が決まるシステム」というのは、割とよく見かけますね。日本でもステーキやハンバーグのお店では珍しくありません。
わたし(国際報道部・神田)が3年7カ月を過ごしたイランでは、洋菓子店でケーキの値段を重さで決めるのが主流でした。どんな種類のケーキをいくつずつ買っても、ぜんぶキロあたりの値段で計算。まあ、もとをたどれば小麦粉と生クリームなので、原料としての価格は似たようなものなんでしょうが。
あまりに肉料理が続いたので、最後はデザートを入れてみました。
というわけで、世界のランチ、肉食編でした!
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