
再びクイズです。どこの信号機?
というわけで、写真をお見せします。それぞれの信号機がどの国にあるのか、できれば都市名まで、当ててみてください!
リアルガチの難しさになっています。「ちょいムズ」編から挑戦してくれたあなたのために、最後には正解した数でわかるマニア度分析も載せました。自動集計的なテクノロジーはございませんので、紙と鉛筆を使って勘定してください。

その話を同僚に伝えると、『ロボットは信号機の意味ですよ』と笑います。なぜロボットなのと尋ねても、『機械で自動的に色が変わるからじゃないですか?』と、なんだか頼りありません」

ちなみに、深夜や車通りが少ない場所になると、信号で止まると強盗の危険もあるため、信号無視をしている人もいます」


写真は、朝日新聞ウィーン支局近くのリンケ・ウィーンツァイレの横断歩道にある信号機のいくつか。交通量が比較的多い道路です。よく見ると、シーメンス社製のようです」


雨が降ると停電し、信号がついていないこともしばしばあります。みんな慣れたもので、そういうときはうまく譲り合って運転してます。普段から譲り合えば、もう少し事故も減ると思うのですが……」

まあ基本的に似てますよね

そこで平日の朝夕や休日などは、マスクをして指示棒をもった警備員が立ち、横断歩道が青になるたびに車の通行を制止しています。信号がある意味はいったい……」

信号が青に変わると、ピ、ピ、ピ、ピとカウントダウンが始まります。そして8秒を切ると、ピピピピピピとせかすように早くなる。片側5車線の横断です。大人がフツーの速度で歩いて、ちょうど15秒ほど。さらにハミ出る車も多数。歩行者には、むちゃくちゃ、せわしないです。青信号に変わる時にスタンバっていないと、横断は間に合いません。
子供の手を引いて走る大人も見かけました。国民の平均年齢が29歳だからでしょうか、高齢の方にもキツすぎる設定です。カウントダウンが最後の方になると、車やバイクが見切り発車で突っ込んでくるから、誰もが早足になります。
インドネシアの自動車産業は、9割以上が日本メーカー。ただ、ヒトが車に遠慮して暮らしているような街がジャカルタです。行政や教育によるところが大きいでしょうが、ぜひ交通マナーも一緒に輸出してほしいです」


また、ヤンゴンの大きな特徴はバイクがいないこと。政府が2輪車の通行を規制しているため、他の東南アジアの国々ではかなりの数が走っているバイクを見ません。『それが交通渋滞を緩和している』という声もあれば、『みんなが車に乗るから渋滞がひどくなっている』という意見もあり、見解は分かれています」


信号がないところも多いので、あると逆に、何に従ったらいいのだろう、ここを通る人は信号のルールというものがあることに合意しているのだろうか……と、何を信じていいのかわからなくなります。ない方が、己の感覚を信じるしかないので逆にわかりやすい気がします」

わかったら大したもんです

普段は90秒までの数字が点灯していますが、ときたま「PO」(Police Operation)となって交通警察が手動にして管理します。とかく渋滞が深刻なテヘランですが、信号機が少ないのでみんな慣れていないのか無視する人も多く、POになって警察が手動で管理しているときの方がかえて混み合っている印象です。
信号機は車や歩行者のアイコンがアニメーションのように動き、いかついイランのイメージとは違って少々かわいらしい感じです」


たとえ光っていても、正常に働いている保証はないので、自分の目と耳が頼りです。昼間は見通しが利くので、車も人も、牛も羊も、気ままに走っています。
困るのは、夜間の渋滞時。禁酒国なので酒酔い運転はありませんが、逆走したり割り込んだり、気ままさはピークに達します。
ちなみに人口2億人超のパキスタンでは、乗用車の90%以上がトヨタやホンダなど日本車で「世界一の日本車愛好国」と言われています。日本からの中古車輸入も多いため、車好きにはたまらない旧車が活躍しています」

9枚目の信号機は、見ての通り寒冷地にあります。北極圏にある島で、面積の大きさで知られています。

わたしが訪れた中心都市ヌークは人口1万7千人程度のこじんまりとした街で、雪山や海を眺めながら車で15分も走れば大体の目的地に行けました。
なだらかな起伏のある土地に、幅が広く見通しのいい片道一車線の道路がゆったりと走り、信号機は街全体でも数えられるほど。危険運転とも渋滞とも無縁にみえました」

田舎町なので、交通量はそれほど多くなく、信号待ちをしている住民もあまりいないほど。馬を乗る人はよく見かけました。それでも、こんな複雑な信号表示が必要なのか、首をかしげてしまいます」

四方に向いた矢印が全部『青』になったときに、一瞬、自分がどこに行けば良いのかわからなくなるような錯覚に陥りました。
乗馬用の信号がさらに付け加えられたら、さらに混乱すると思います」

終了! お疲れさまでした。あなたは何問わかりましたか?
正解数0問:胸を張ってください。生きるのに必要な知識ではまったくないんです。
1~4問:悲観することはありません。これだけわかれば十分すごい。
5~8問:あなたはかなりの腕前。「信号機マニアだ」と周囲の人に自慢しましょう。
9~12問:えっ、ひょっとしてクイズ王? ヒントから答えを導く力、さすがです。
13~15問:おみそれしました。世界を飛び回るスーパーエリートに記事を読んでいただけるとは。
16~18問:主は来ませり、主は来ませり! 地球を、人をつくりたもうたのはあなたですか?
19問:あなたは内モンゴルのアルシャンに行ったことがある人です。
しかし、特派員の情報を総合すると、世界の非常に広い範囲で、信号って守られていないようですね。もしくは点灯していない。
以上、世界の信号機でした!