
クイズです。どこの国でしょう?
ぜんぶで18枚ありますが、ちょいムズ編では比較的かんたんな9枚から。それぞれの信号機がどの国にあるのか、できれば都市名まで、当ててみてください!とは言え、ウェブメディアにありがちなこの手のクイズと違い、難しいので覚悟してくださいね。

青信号だからと車間を空けずに交差点に進入したまま赤信号に変わり、身動きの取れなくなった車同士がさらなる渋滞を引き起こしている場面をよく目にします。かつてより交通マナーは良くなったと言われていますが、このあたりは日本と比べてまだまだです。
気をつけなければならないのは、右折車(日本で言う左折車)は赤信号でも関係なく曲がれるということ。歩行者は、自分が青信号だからと気にせず歩いていると、車が飛び込んでくるので要注意です」


赤信号で車が来ないとき、歩行者が渡らない方がむしろまれです。車が来てるときでさえ、構わず堂々とわたります。クラクションを鳴らされそうなものですが、不思議なことに、出くわしたことがありません。ドライバーはただじっと(あるいはイライラして)、歩行者が渡りきるのを待っています。
しかし、フランスのドライバーが親切で我慢強いかというと、パリに限っては必ずしもそういうことはありません。例えば、信号のない横断歩道。渡ろうとする人がいたら車が譲らなければならないのはフランスも日本も同じです。日本ではあまり守られていませんが、ヨーロッパでは守られているものだと思っていました。ところが、パリはそうではありません。ぶつかるかもしれないという覚悟で踏み出さないと、止まってくれないことが多々あります。突っ立っているだけではむなしく車が流れていくだけです。
最後に、フランスの信号機で、一つだけ日本と違うところがあります。歩行者用の点滅がなく、青からいきなり赤に変わります。あいまいさを嫌い、嫌なことは「いや」とはっきり意思表示し、好きなことはとことん楽しむ、という国民性を表しているような気がしてなりません。『ウイ(イエス)』と『ノン(ノー)』の間に中間はないんだろうな、と思いながら、突然赤信号に切り替わった横断歩道を小走りで渡っています」
ブレているのは理由があります

通勤時間でも渋滞は経験しませんでしたが、客を乗せたバスやトロリーバス、タクシーが往来するのを見ました」

アメリカでは自動車は右側通行です。地域によりますが、ほとんどの交差点で自動車は赤信号でも右折できます。日本と同じ感覚で赤信号で止まっていると、後ろからクラクションを鳴らされます。日本から来て、まず最初に戸惑う点です。
写真のように『NO TURN ON RED』と書いてある場合は、赤信号での右折できません。はじめての交差点では、見落としそうで用心して運転しています」
スカートをはいたあの子

昨年3月、当然のように男性のシルエットのものだった状況に一石を投じ、男女は平等という意識をさらに喚起したい、という市民団体の提案を受けてメルボルンのあるビクトリア州が実験的に設置しました。何げなく歩いていると何も気づかずに通り過ぎてしまいかねないのですが。
ちなみに、オーストラリアは、歩行者信号があっという前に『青』から『点滅の赤』(となったら渡り始めてはいけない)になってしまいます。絶対にお年寄りや体の不自由な人には優しくないと日々、感じています。どうにも、車中心で横断する歩行者をあまり気にかけてくれないドライバーが多いと感じます」

奥に映っているのは記念塔オベリスコ。バスを待つ観光客が次々と写真におさめるのを見て、便乗して撮影しました」

調べてみたところ、これは台北市の芸術事業の一環で1999年に作られたようです。『時間斑馬線』というタイトルが付いています。説明文を読んでも芸術的すぎてよく分からないのですが、童心に戻るとか、時間を旅するとかそんな思いが込められているようです。
この信号機は市民大道と敦化北路の交差点にあります。このシマウマ、写真でも分かると思いますが、下半身というのでしょうか、胴体の後ろ半分しかありません。写真がないのですが、反対側から見ると断面もシマウマ模様になっています。『シマウマ切ってもそんな模様しとらんわ』と思わず突っ込みを入れたくなりました」
台北は西本秀記者からもこんな写真の投稿がありました。

さらに西本記者は、歩行者用信号を動画に撮ってくれました。てくてく歩く少年(?)がかわいいです。

赤か青かはお構いなし、すきあらば渡る人が多い中国では歩行者用信号の存在感は小さいんですが、そもそもここの歩行者用信号、横断歩道の端の方に立つとイベント広告に隠れてほとんど見えません。
本来は天下の公道の『行ってよし』を司るはずの信号機。物陰からの必死の訴えがなかなか届かない。ちなみに赤の下には青信号があるんですが、まったく見えません」

以上です! お疲れさまでした。あなたは何問わかりましたか? さらに難易度の高い「激ムズ編」にも、ぜひ挑戦してみてください!