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連載

#155 #withyou ~きみとともに~

学校の隅でネタ作り、深夜のラジオ 芸人・漫画家……10代の居場所

キンタロー。さんにも、平野啓一郎さんにも、園山千尋さんにも、「霜降り明星」せいやさんにも、居場所があった
キンタロー。さんにも、平野啓一郎さんにも、園山千尋さんにも、「霜降り明星」せいやさんにも、居場所があった

目次

【Twitterライブ配信 #わたしの居場所】
8月26日(月)22時スタート。俳優のゆうたろうさんたちが登場します。詳しくはwithnewsのTwitterにて。


  「霜降り明星」のせいやさんや、俳優・漫画家の園山千尋さん、芸人のキンタロー。さんらが、いじめられた経験や生きづらさを抱えていた10代の頃に支えになったことを語ってくれました。非常階段や塾、深夜ラジオや趣味の作品作りに没頭する時間、そして「未来」――。人生には「たくさんの選択肢」があること。悩んでいる人に読んでほしい、メッセージをまとめました。
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「霜降り明星」せいやさん「暗い階段でネタ作り」

お笑いコンビ「霜降り明星」のせいやさん=池田良撮影
お笑いコンビ「霜降り明星」のせいやさん=池田良撮影
休憩時間、やっぱり一人で机にいられないんですよ。孤独感で。高校に暗い階段があったんですけど、そこでネタとか考えてましたね。とにかくその当時は、人がおらんとこに行ってました。みんなが行く食堂にも、絶対行かなかった。弁当も、おかずとかほとんど食べられてたんで。めっちゃ嫌だった。
「霜降り明星」せいや、髪まで抜けたいじめ 人生を変えたコント

お笑い芸人「霜降り明星」のせいやさんは、高校生の頃、いじめを受けていました。その間、学校内の「暗い階段」でネタ作りをしていたといいます。お笑いに逃げた、というせいやさんですが、「逃げた方がいいですよ。立ち向かわなくていいです」と訴えます。

芸人のキンタロー。さん、趣味や雑誌や…

キンタロー。さん=北村玲奈撮影
キンタロー。さん=北村玲奈撮影
ケーブルテレビでお笑い番組を見て気を紛らわしていたこともあります。熱中したのはトールペインティングや自分の部屋の模様替えでしたね。クラスは違ったけれども仲の良い幼なじみはいたので、一緒にホームセンターへ買い物に行って、黙々と作業をして、作品を見せ合っていました。私にとっては小さな逃げ場所でした。
「楽しかったのは1学期だけ」キンタロー。さんが中学時代を語る理由

お笑い芸人のキンタロー。さんは、「トールペインティング」の趣味に没頭したり、雑誌で紹介されていた著名人の言葉に救われたといいます。また、母親の励ましも心強かったそうです。

放送作家の寺坂直毅さん「深夜ラジオ」

放送作家の寺坂直毅さん=池永牧子撮影
放送作家の寺坂直毅さん=池永牧子撮影
不登校時代、一番悩んでいたころ、あるFM番組のDJが「学校なんて行かなくていいんだよ」って言っていたんです。学校に行っていないと、「行かないといけない」って思うじゃないですか。でも、その言葉で、楽になった覚えがある。ラジオは、そうやって安らぎを与えてくれました。
ラジオに救われた不登校の夜「読まれた!」放送作家の寺坂直毅さん

「星野源のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)などの作家として活躍する放送作家の寺坂直毅さん。クラスメートにからかわれたりしたことが原因で中学2年から不登校を経験します。そんなある日、母親がラジカセを買ってきてくれたといいます。そこからハマった深夜ラジオ。ラジオに救われ、現在の仕事にもつながっています。

ライターのマドカ・ジャスミンさん「学校の外に」

不登校の経験があるライターのマドカ・ジャスミンさん
不登校の経験があるライターのマドカ・ジャスミンさん
学校の外に居場所を求めました。中学生の時は塾に行きました。学校で授業を受けていない分、勉強だけは頑張らないと、と考えていました。
「学校はすべてではない」マドジャスさんの「#withyou」

「中高時代は周りの友達とうまくいかなかった」と振り返るライターのマドカ・ジャスミンさんは、学校以外の居場所を作ってほしいと語ります。さらに、「引きこもって自分1人で解決しようとせず、ドンドン外に出てほしい。そうすれば、相談を聞いてくれる人に出会えるかも知れないので」と話します。

作家の平野啓一郎さん、「文学」と「未来」

作家の平野啓一郎さん
作家の平野啓一郎さん
文学なり、アートなりが、必ず、自分を受け止めてくれる存在になってくれると僕は思います。(中略)「未来」も重要です。
平野啓一郎さん、孤独だった中学時代 「援軍」との出会い

中学時代、友達は好きだけど「ズレ」を感じていたという平野啓一郎さんは、文学作品を読み「心強い援軍を得た」と感じ、「未来」を支えにしていました。

俳優で漫画家の園山千尋さんは「非常階段」

俳優・園山千尋さん
俳優・園山千尋さん
親に「休みたい」と言えるようになるまでは、非常階段が居場所でした。
封印した「地獄のような日々」園山千尋さんが漫画で伝えたいこと

俳優で漫画家の園山千尋さんは中学時代、友達同士の間で求められる「同調」に息苦しさを感じ、不登校になりました。当時は趣味のイラストを楽しむ余裕もなく、「ただじっと耐えて、やり過ごしました」と振り返っています。

    ◇
生きづらさや苦しさを感じる毎日の中で、大人たちは、有形無形の「居場所」があったと振り返ってくれます。いま、苦しさを感じているみなさんの「居場所」はなんでしょうか。一緒に考えてみませんか?

いろんな相談先があります

・24時間こどもSOSダイヤル 0120-0-78310(なやみ言おう)
・こどものSOS相談窓口(文部科学省サイト
・いのち支える窓口一覧(自殺総合対策推進センターサイト

【8月26日夜】「#わたしの居場所」Twitterライブ配信

イベント

本音トーク!「#わたしの居場所」
@Twitter本社からライブ配信 8月26日(月) 22:00~23:30
不登校経験があり、今は俳優や漫画家などとして活躍する個性的な面々が、つらい日々によりどころにした「居場所」について、本音トーク! ハッシュタグ「#わたしの居場所」に寄せられたコメントもシェアしていきます! 詳しくはwithnewsのTwitter(@withnewsjp)をご確認ください。
 

withnewsでは、生きづらさを抱える10代への企画「#withyou ~きみとともに~」を続けています。

今年のテーマは「#居場所」。 

 目に見える「場所」でなくても、本や音楽…好きなことや、救いになった言葉でもいいです。生きづらい時間や不安な日々をしのげる「居場所」をみなさんと共有できたらと思います。 以下のツイートボタンで、「#居場所」について聞かせてください。


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