良質なたんぱく質などが含まれ、体に良いとされる魚。妊婦さんが健康的な生活を営む上でも重要な食材です。一方で、魚には自然界に存在する水銀が含まれる場合があり、その量は種類により異なります。水銀は生まれる前の赤ちゃんに悪い影響を与えるおそれがあるため、食べ方には注意が必要です。
厚生労働省を取材しました。同省は
啓発パンフレットなどで妊婦の魚の食べ方についての情報発信をしています。注意喚起するのは「魚の種類と量」です。
まず、「特には注意が必要でない魚」には次のようなものがあります。
【特には注意が必要でない魚①】
・アジ
・イワシ
・サバ
・サンマ
・タイ
・サケ
・ブリ
・カツオ
種類によるのはマグロです。マグロの中でも、特には注意が必要でない魚があるからです。
このうち、厚労省はキハダ、ビンナガ(ビンチョウ)、メジマグロを、特には注意が必要でない魚としています。また、ツナ缶も問題ないとします。
【特には注意が必要でない魚②】
・キハダ
・ビンナガ(ビンチョウ)
・メジマグロ
・ツナ缶
一方で、ミナミマグロ(インドマグロ)、クロマグロ(本マグロ)、メバチ(メバチマグロ)には注意が必要な量の水銀が含まれます。
他にキダイやマカジキ、ユメカサゴ、クロムツ、キンメダイ、メカジキ、エッチュウバイガイなども同様です。水銀は食物連鎖により、上位の魚に蓄積され、その量が増していくため、その魚を捕食するクジラやイルカ、サメにも、食用にする場合は注意が必要です。
【注意が必要な魚など】
・ミナミマグロ(インドマグロ)
・クロマグロ(本マグロ)
・メバチ(メバチマグロ)
・キダイ
・マカジキ
・ユメカサゴ
・クロムツ
・キンメダイ
・メカジキ
・エッチュウバイガイ
・クジラ
・イルカ
・サメ