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「いい大学に入れば大丈夫?」動物学者の答え 絶滅しないための学び
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価値観が多様化しつつある今もなお、世の中には「いい大学に行くべき」という“偏差値重視”の定説が根強く残っています。でも、目まぐるしく状況が変わるこの時代に、人間が身につけるべきものは、他にもあるのでは……?
そんな思いを胸に訪ねたのは、動物学者の今泉忠明さん。動物学の視点から、生き物が学ぶ本来の意味やヒトの在り方についてお話を伺いました。( #受験生のモヤモヤ 取材班 むらやまあき 撮影:なかむらしんたろう)
今泉忠明(いまいずみ ただあき)
1944年東京都生まれの動物学者。東京水産大学(現・東京海洋大学)卒業後、国立科学博物館で哺乳類の分類学・生態学を学ぶ。上野動物園の動物解説員を経て、「ねこの博物館」(静岡県伊東市)館長、日本動物科学研究所所長などを歴任。監修をつとめた『ざんねんないきもの事典』(高橋書店)は、シリーズ累計430万部(2021年10月時点)の大ヒット。父、兄、息子ともに動物学者。
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