連載
#withyou 本気で届けたいから withnewsスタッフブログ
かつて、読者の方々からいただいた意見の中に、「著名人の辛かった話を聞いても『どうせいまは成功している人の話』だと思ってしまう」とか、『(自殺者数が増えると言われている新学期前の)8月だけしか取り上げない』」といった声がありました。
もちろん、『励まされた』とか、『気持ちが楽になった』という声もありましたし、割合で言ったら、むしろ後者の声の方が多かったと思います。
ですが、私の中で、より大きな声として聞こえたのは、前者でした。
そこから「寄り添う」ということ、そしてそれらを「続ける」ということを常に意識するようになりました。
つらい気持ちを抱えた10代が記事をクリックし、その記事を読み、そして末尾にある相談先に関心を持ってもらえるために、本当に効果のある記事とはなんなのか。
いまの私の答えは、前述した「そこにある生きづらさをそのまま伝える」でした。
わかる。
私もいまこんな気持ち。
そうそう、モヤモヤしてる。
あ、このモヤモヤ、吐き出せる場所、あるんだーー。
そんな風に読んでもらえたらうれしいです。
もちろん、記事をどう捉えるかは読者次第なので、本当にそのような気持ちになってもらうことができているかどうかはわかりません。
だからこそ、試行錯誤しながら、10代が日々感じている少しずつの生きづらさを軽くするために、企画を続けていきたいと思っています。
それが自ら命を絶とうとする子どもたちをなくすための、水脈のような存在になってほしい、そう願っています。