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#2 #withyou 悩み相談

「やりたいことがない」10代の悩みに……kemioさん「なくていい」

「やりたいことなくていいと思うんですけど、そこで立ち止まってはいけないんだと思います」

イラスト:©小金丸侑莉、前田真由美(innovation team dot) 写真:滝坪潤一
イラスト:©小金丸侑莉、前田真由美(innovation team dot) 写真:滝坪潤一

目次

夏休みなど長い休みは、生きづらさを抱える人にとって、つらい時期でもあります。「やりたいことが見つからない」という10代の悩みに、若者から圧倒的な支持を集めるクリエーターkemioさんは「将来の夢って、今現状でも、ぶっちゃけわかんないんですよ」と答えます。「やりたいことはなくていい。でも、そこで立ち止まってはいけないんだと思います」。人生のランウェイを突っ走るkemioさんに「やりたいことの探し方」を聞きました。

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《著名人や専門家が「10代の悩み」に答えるシリーズです。kemioさんに答えていただく悩みはこちらです。》
悩み

 

「やりたいことは?将来の夢は?」と聞かれるけど、なかなか見つからない。

 

気になることに触れていくことはやめない

えー、超いいと思います。やりたいことなくて。「やりたいこと見つけましょう」って無理な話ですよね。
だって、やりたいことなくないですか。若いときってあんまり。僕だって小さいとき花屋になりたいってほざいてましたけど、花屋になってないし。

なんだろうな。やりたいことなくていいと思うんですけど、そこで立ち止まってはいけないんだと思います。
やりたいことない、何すればいいかわからない、はい終わりー、じゃなくて、やりたいことないけど、例えば趣味とか好きなこととか、ちょっとでも気になることに指を触れていく作業は止まっちゃいけないのかなと思います。

そこから何がいつ派生するかわからないので。

高校2年のクラス替えで、仲良しだった友だちと別々のクラスになってしまい「一人で泣いた」と話すkemioさん。そんなとき、学校をサボって遊びに出かけたのが原宿でした。洋服好きな子同士で集まり、行きつけの店の店員とおしゃべりする。kemioさんはインタビューで「趣味の世界に行ったらいろんな人に会えて、クラスだけが自分の世界じゃないということに気付けた」と話しています。
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目の前のことはちゃんとがむしゃらにやりたい

僕自身も、将来の夢ってぶっちゃけわかんないんですよ。

今現状でも全然わかんなくて。軸にはエンターテイメントのお仕事していたいっていうのがあるんですけど。それがどこに着地するかっていうのは僕自身にもわからないんです。

だけど今、自分の目の前に来ていることに対してはちゃんとがむしゃらにやりたいなと思っているので。

だから、自分の今気になること、好きなことに手を出して、将来の心配は将来のあなたにやらせればいいんじゃないかなって僕は思ってます。

<けみお>
1995年、神奈川県生まれ。クリエーターとして、YouTubeやTwitter、Instagramで独自の世界観を発信し続ける。2016年、米ロサンゼルスに生活拠点を移す。モデル・歌手としても活動。今年、初のエッセー「ウチら棺桶まで永遠のランウェイ」が出版され、15万部のベストセラーになった。

 ◇ ◇ ◇

 著名人や専門家が10代の悩みに答えるこの企画は、実際に寄せられる相談をもとに、架空の内容を設定しています。
 また、回答はあくまで回答者の個人的な見解であり、悩みへの一意見です。

「居場所」を考えるイベント開きます

イベント

2学期が始まる。しんどくて、逃げたい……。夏休みが終わるのを前に、そんな思いを抱える子どもたちの「居場所」について考えるイベントを8月26日に昼と夜の2部構成で開きます。

(昼の部)10代が安心して過ごせる「居場所」とは?@日本財団ビル 14:30~17:30
子どもの問題を取材してきたノンフィクション作家の石井光太さん、自分の不登校経験をマンガ「不登校ガール」で描いた女優の園山千尋さん、フリースクールネモ代表の前北海さんが、「居場所」について考えるトークイベント。無料です。詳細や申し込みは→https://withyou-ibasho.peatix.com/view

(夜の部)本音トーク!「#居場所」@Twitter本社からTwitterライブ配信(@withnewsjp) 22:00~23:30
不登校経験があり、今は俳優や漫画家などとして活躍する個性的な面々が、つらい日々によりどころにした「居場所」について、本音トーク! ハッシュタグ「#わたしの居場所」に寄せられたアイデアもシェアしていきます!
 

withnewsでは、生きづらさを抱える10代への企画「#withyou ~きみとともに~」を続けています。

今年のテーマは「#居場所」。 

 目に見える「場所」でなくても、本や音楽…好きなことや、救いになった言葉でもいいです。生きづらい時間や不安な日々をしのげる「居場所」をみなさんと共有できたらと思います。 以下のツイートボタンで、「#居場所」について聞かせてください。


みんなの「#withyou #きみとともに」を見る

いろんな相談先があります


・24時間こどもSOSダイヤル 0120-0-78310(なやみ言おう)
・こどものSOS相談窓口(文部科学省サイト
・いのち支える窓口一覧(自殺総合対策推進センターサイト

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