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2019年01月17日

ありがとうインターネット! ウェブの「中の人」の力が集結する日


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2017年11月の「ウェブメディアびっくりセール」のようす

2017年11月の「ウェブメディアびっくりセール」のようす

出典: 朝日新聞

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 平成を振り返る時期です。30年、色々なことがありましたが、インターネット抜きに平成は語れません。しかし、普及した後も、日陰者でマイナーなイメージはなかなか抜けませんでした。そして今、ネットは昼の世界の住人になっています。陰キャから陽キャへ。世の中の変化をダイレクトに受けたのがウェブメディアです。1月19日に開かれる「ウェブメディアびっくりセール」を通して、あの濃ゆかった時代を振り返ってみたいと思います。

たくさんのウェブメディアが生まれた平成

 時は、ウェブメディア戦国時代ーー。インターネットが発達し、個人や企業の発信力の高まった平成は、たくさんのウェブメディアを育てました。それぞれの個性や強み、時には自身の個人情報をさらしながら切磋琢磨してきた私たち。そんな「中の人」たちが集まって、オリジナル商品や同人誌を展示・販売する「ウェブメディアびっくりセール」が1月19日(土)、iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズで開催されます。withnewsも3回目の出展に挑みます。

びっくりセール

 思えば、平成はまさにインターネットの発展とともにあった時代と言えます。29歳の筆者は小学生の頃、スーパーピッキートークのモデム通信で電子ペットの種類を増やし、中学生の頃はYahoo!ジオシティーズとFlash動画に夢中に。高校の時は魔法のiらんどでブログを書き、友だちの前略プロフやモバゲーの日記を読むのが日課。大学ではmixiでやたらマイミクを増やし、Twitterで弱音を吐いてはFacebookで旅行の写真をアップするーー。幼い頃感じたあの空の広さよりも、インターネットはずっと遠くまで広がっていて、私の人生を豊かにしてくれました。

 それでも、長らくネットには「コンプレックス」のようなものが漂っていたのを感じていました。更に若い世代はそんな意識はないかもしれませんが、「リア充」という言葉が生まれるほどに、ネットに居心地の良さを感じていた人の多くは「リアル」への不完全燃焼感、もしくはその理不尽さにうちひしがれていたのです。筆者もそんなひとりでした。

 年々、個人の発信力は強くなり、社会の意識も変わっていきました。それまで”普通”とされていたものがあやふやに、”権威”だとされていたものも崩れ去っていきました。そこに残ったものはなんでしょう。「失われた青春」を取り戻したい大人たちと、これまでネットで煮詰めて煮詰めて濃ゆ~くなった知識と個性の塊です。

 「面白い」と思ったらとことんつきつめる、それを「伝えたい」と思えば思うほど、自分をさらけ出すーー。そのとき「コンプレックス」は武器になり、それぞれの「好きなもの」への情熱があふれるあまたの大人たちが、ウェブメディアを立ち上げてインターネットで大暴れしています。いいぞ、もっとやれ! ありがとう、インターネット!

「ウェブメディアびっくりセール」って?

 「ウェブメディアびっくりセール」とはデイリーポータルZ(イッツ・コミュニケーションズ株式会社)が主催するイベントで、ウェブメディアを運営する人やブロガーがネットを飛び出し、オリジナル商品や同人誌を販売します。参加メディアにはDANROやねとらぼ、UUUMにオモコロや品川経済新聞などなど…。

 デイリーポータルZの古賀及子さんは「普段はインターネットの世界から出てこないような”ひきこもり”たちが、そろいもそろってバーンと現世にあらわれるのがみどころ」と話します。

 今回が4回目ということもあり、「皆勤だったり復帰してくれたり、初出展の団体もたくさんという顔ぶれになりました」。

前回(2018年4月)のウェブメディアびっくりセールの様子

前回(2018年4月)のウェブメディアびっくりセールの様子

 2018年4月に開催された前回は、61団体が参加。懐かしい赤白帽子や、デイリーポータルZ発のイベント「地味ハロウィン」の攻略本、Twitterの下書きに眠っている文章が出るガチャガチャなど、個性豊かな商品が並びました。

 集まった来場者は約2,000人。リアルな世界だけではなく、ハッシュタグ「#ウェブメディアびっくりセール」がTwitterのトレンド入りするほど、「インターネットの力が一か所に集中するイベント」(古賀さん)。参加した人もそうじゃない人にも、注目されるイベントになりました。

加減がわからなかった初参加

 withnewsは2017年11月に行われた、第2回から参加しています。「お堅い会社」と思われがちですが、毎回偉い人に見つからないようにコソコソ準備しています。イベントが近付くにつれて、「面白いってなんだっけ……?」という自問自答でおかしくなりそうになりつつも、ギリギリまで奮闘しています。

 初めての出展では、朝日新聞夕刊企画「ココハツ」のメンバー発のグッズも交えながら、バラエティ豊かな商品が揃いました。

 例えば、新聞マニアが講じて新聞社に入社したという社員がつくった「時代錯誤新聞」。withnewsで配信した現代の記事を、明治や昭和初期風の新聞のフォントやレイアウトで表現しています。当時の新聞では句読点の使い方がそれほど定着しておらず、読点(、)で文章が区切られている、というこだわり溢れる商品でした。

初参加で出品した「時代錯誤新聞」

初参加で出品した「時代錯誤新聞」

出典:一周まわって新しい? バッテリー不要・通信料ゼロ「紙アプリ」


 他にも、「スリジャヤワルダナプラコッテ」や「サルティンバンコ」、「ポリプロピレン」など、理由はないけど言いたくなる、言い切るとなんだか気持ちいいーー。そんな「口が気持ちいい言葉」を集め、調査した連載に関連して、言葉たちをプリントした「口が気持ちいいTシャツ」も販売しました。



 「口が気持ちいいTシャツ」は開催日直前に、会社の会議室で編集部総出で手作りするギリギリっぷりでしたが、当日は1時間半ほどで完売。想像以上の大盛況でした。


取材先とコラボ、そしてまさかのトラブル

 第3回ウェブメディアびっくりセールでは、取材先とコラボレーションしたグッズを製作しました。平成初期にほぼ全国の観光地などでよく売られていた、「ファンシー絵みやげ」を集める山下メロさんです。「ファンシー絵みやげ」とは、動物の擬人化するなどかわいらしいイラストつきのお土産で、独特のローマ字表現などが特徴です。

山下メロさん

 びっくりセールの開催前に、ちょうど山下さんに取材させていただいた縁で、コラボが実現しました。出展2回目にして早くも社外の人に助けを求める自転車操業にも嫌な顔ひとつせず、即ご快諾いただいた山下さんありがとうございます!

 withnewsと言えば、気になる話題を「フカボリ」がキャッチフレーズ。身近なものをフカボリするアイテムとして、山下さんデザインの「耳かき」を制作しました。「ファンシー絵みやげ」で多用されていたキツネのモチーフ、背景はヤンキーに好まれていたという英字新聞風のデザインになっています。

山下メロさんデザインの「withnewsフカボリ耳かき」

山下メロさんデザインの「withnewsフカボリ耳かき」

出典:「ヤンキー」と「ファンシー」の意外な関係 観光地みやげの謎文化

 ところがこの耳かき、ちょっとした問題があり、withnewsのロゴの「s」がなくなっているんです……。

「s」がない……。

 弊社からのデータの送付ミスなのか、業者のミスなのか判然としないまま、単数形になってしまった私たち……。それでも、お客さんからのあたたかい言葉に救われました。


そして、今回の出展は……!?

さあ、今回の出し物とは……?

さあ、今回の出し物とは……?

 さて、出展3回目となるwithnewsは一体なにを販売しましょう。やはり弊サイトの思いうまみを閉じ込めたグッズに仕上げたい。「フカボリ」は前回出したし……。

 そういえば、編集長(奥山)がよく言っている言葉が……。


 

奥山編集長
「切り口がいいよね」(記事に対して)
 

 


奥山編集長
「切り口が大事」(取材には)
 

 


奥山編集長
「切り口で個性を出す」(メディアの)
 

 



 ……これだ……。(注文ボタンを押しながら)


~後日~

 突然withnews編集部に届けられる段ボール箱(しかも2箱)。その横面には「ワレモノ注意」のシール。

突然withnews編集部にやってきた段ボール×2箱

突然withnews編集部にやってきた段ボール×2箱

 withnewsオリジナルの”切り口”で、”うまみ”をぎゅっと閉じ込めた”アレ”、作りました……。



 そう、withnewsのロゴの「金太郎飴」です!!!!

withnews金太郎飴。パッケージの主張がすごい

withnews金太郎飴。パッケージの主張がすごい

 奥山編集長「・・・・・・・・・・」


 

飴の断面がwithnewsのロゴになっています

飴の断面がwithnewsのロゴになっています

奥山編集長
これって「切り口が全部一緒」っていう意味でもとれ…
 


 今回3度目の参加となるwithnewsは、我々のウリである「切り口が独特(withnews)」な「金太郎飴」を販売します!(「全部同じじゃん」って言わないで) 味は甘みが広がる「さらし味」。作業中にちょっと口がさびしい、そんなときに持ってこいの食べきりサイズです。

 また前回好評だった現役新聞記者による「薄い本」も再度販売!取材の基本やテーマ取材のノウハウ、グルメ記事の書き方まで、「プロ」の秘伝のタレをこっそりお教えします!

記者による「薄い本」も再度販売します!他にも数パターンご用意!

記者による「薄い本」も再度販売します!他にも数パターンご用意!

おいでよ!ウェブメディアびっくりセール

びっくりセール

 ウェブメディアの「中の人」が四苦八苦する、痛気持ちいい「ウェブメディアびっくりセール」。少しでも身近に感じていただけましたでしょうか? ちょっと気になったかも、という人はぜひ二子玉川ライズに足を運んでみてください。私たちが、待っています。

 ちなみにwithnewsのブースの目印は奥山編集長の「なんでもない日」の等身大パネルです。大迫力の編集長を眺めるもよし、自分の気になる体のポイントをさすってみてもよし、たまたまスマホに空き容量がある方は、一緒に写真を撮ってみるのもオススメです!

「なんでもない日」に出社したての編集長を階段の踊り場で撮影した写真の等身大パネル

「なんでもない日」に出社したての編集長を階段の踊り場で撮影した写真の等身大パネル

ウェブメディアびっくりセールのブース図。赤枠がwithnews

ウェブメディアびっくりセールのブース図。赤枠がwithnews

第4回ウェブメディアびっくりセール
日時:2019年1月19日(土) 12:00~17:00
場所:iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズ 
 (東急田園都市線、東急大井町線二子玉川駅より徒歩3分)

注意事項
・百円玉と千円札をご用意ください。
・来場には公共交通機関をご利用ください。


もはや大喜利! 「地味ハロウィン」これ何の仮装?
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「ドキュメンタリーかと思って感動して見てたら青汁だった居酒屋経営者(63)」
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出典:デイリーポータルZ
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