「ここにコマンドを入れてみて」「こう?」
日曜の昼下がり。小学4年の谷朋優さん(10)にとって、とっておきの時間がやってきました。東京都内の自宅で「先生」の梅内祐太さん(25)から、コンピューターのシステムを学ぶ1時間です。
この日は、基本ソフト(OS)の「Linux」を実際に操作して、プログラムが動く過程を確かめていました。その間、雑談は一切なし。ものすごい集中力で知識を吸収していました。
朋優さんと梅内さんは、発達障害のある子どもと学生や社会人をマッチングさせるウェブサービス「
Branch」を通じて出会いました。専門分野を持つ「メンター」が子どもたちの自宅などを訪れ、興味や関心がある分野の力を伸ばす仕組みです。