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#11 注目!TikTok
「 #休校チャレンジ 」が生んだ熱狂 TikTokに集まった8千の動画
生徒・学生限定、撮影も家の中のみ。それでも「バズる」動画が続出
きっかけは、政府が全国の小中高と特別支援学校に臨時休校を要請することを決めた27日の夜。しんのすけさんはTikTokにある動画を投稿しました。
一斉休校に入る子どもたちに向けて「みんなの遊びや勉強はほぼネットでできる」とし、「これを機にTikTok始めたり、Youtubeはじめたり…(中略)…こういう制限された環境の中で思わぬ自分のクリエイティブが発見されます」と休校期間を自宅で楽しく過ごそうと呼びかけたのです。
@harumiinu__ 今まで描いてきた鉛筆画まとめてみました!過去の栄光にすがるみっともないやつですが頑張ったので...##休校チャレンジ##鉛筆画##橋本環奈##浜辺美波##佐藤健##石原さとみ##広瀬すず##おすすめ乗りたい
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キアヌさんは、企画に賛同した理由を「休校のニュースを知って、単純に子どもたちがかわいそうだなと思いながらも、自分では行動することに結びつかなかった。しんのすけさんの提案を聞いて、乗らない選択肢はないと思った」と話します。
昨年高校を卒業したというamiさんも「自分で参加したいと思ったが、学生という条件に当てはまらなかった。でも同世代だからこそ企画の楽しさがわかるし、協力したいと感じた」と語ります。
審査員の顔面土砂崩れさんは、企画を振り返って「休校に対して悲観的な意見も多いけど、家の中でできる『#休校チャレンジ』によって、この状況をポジティブにとらえる流れが生まれていたと思う」と話します。
誰でも気軽に動画などを発信できるようになったことについて、「学生の多くは発信することに恐怖感を抱いている」と話すしんのすけさん。
「発信すること、顔出しすることは、叩かれることだと感じている。僕はいわゆる『アンチ』がいることや叩かれることのは当たり前だと思ってほしくないし、誰かを叩いていいわけがないということも伝えたいと思っています」
発信の主体を自分にすることで、発信することの楽しさと難しさも知ることができるはずーー。そんな思いからも、「だからこそ、発信の参入障壁は低ければ低い方がいい」と考えています。「TikTokはバットを振って当たる確率がYouTubeより明らかに高い」という言葉に、審査員のTikTokerたちも深くうなずきました。
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新型コロナウイルスによって、未だ先の見えない「自粛ムード」。ライブやイベントばかり取り沙汰され中止や延期になり、子どもたちの学校が休校になった一方、大人たちは満員電車で会社に向かうなど、対応のアンバランスさへの疑問は尽きません。それは授業を受ける機会や卒業式などを見送られた子どもにとっても、「仕方がない」だけで納得できる状況ではないのではと想像します。
しかし、そんな子どもたちに大人は何ができるでしょうか。学校に代わる居場所だけではなく、失われた学生生活への「不完全燃焼」を残さないためにも、今回の「#休校チャレンジ」はひとつの着火剤の機能を担っていたのではないかと感じます。「最高の企画だった」「またやってほしい」ライブ配信に並んだコメントを読んで、今こそ子どもたちが没頭できるコンテンツが必要だったのだと実感しました。
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