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「ことでん」災害ページが話題 震えて泣くイルカの「悲しい過去」

高松琴平電気鉄道(香川県高松市)こと「ことでん」のホームページが話題になっています,,,,,

ことでんの災害時用のホームページ
ことでんの災害時用のホームページ 出典: ことでん提供

目次


 高松琴平電気鉄道(香川県高松市)こと「ことでん」のホームページが話題になっています。今回の台風15号接近に伴い、災害時用の画面に切り替えた際に現れたのはイルカの「ことちゃん」。震えながら涙する姿が「可愛すぎる」と評判になりました。ところで、高松とイルカは何の関係があるのでしょうか? そこには、かつて民事再生法の下で経営再建した際の、つらい思いが込められていました。

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ことでんの通常時のホームページ
ことでんの通常時のホームページ 出典:ことでんのホームページ

震えながら涙するイルカ


 災害時用に切り替わったのは25日朝の5時間ほどで、ことでんとしては初めての試みでした。7月に台風が接近した際、アクセスが殺到してホームページにつながりにくい状態になったことを教訓に、鉄道とバスの運行状況、通常のホームページへのリンクだけを貼った簡易ページを表示させることで、つながりやすくしたのです。

 この際、画面に大きく表示された画像が、ことでんのキャラクター「ことちゃん」でした。申し訳なさそうに震えながら涙する姿が「可愛い」「ことちゃん愛してる」などと話題になりました。




 総務部の担当者は「電車が遅れて、ご迷惑をおかけして申し訳ないという気持ちと、見た方の気持ちが少しでも和んでいただければとの思いから、あの画像を掲載しました」と話します。

「ことでんはいるか?」を忘れない


 ところで、なぜ、ことでんのキャラクターがイルカなのでしょうか? 担当者は「県内に日本ドルフィンセンターというイルカとふれあえる施設はありますが、違う理由なんです」と話します。

 詳しくは、ことちゃん自身がツイッターでつぶやいています。



 2001年12月7日、高松琴平電気鉄道は高松地裁に民事再生法の適用を申請しました。債務保証していた子会社が倒産したあおりを受けたのです。そこから経営再建を図り、愛称を「琴電」から、ひらがなの「ことでん」に変えました。

 その際、新キャラクターとして「ことちゃん」が誕生したのです。「ことでんはいるか?(琴電は必要か?)」 その問いかけを忘れないようにと生まれたのが、イルカのことちゃんだったのです。

 そんなことちゃんの涙が話題になったことについて、担当者は「ことちゃんを通じて高松を、そして香川を知ってもらい、足を運んでもらえるよう、これからも頑張っていきたいです」と話します。

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