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「プログラミングで生きる」 不登校の僕が、やっぱり大学へ行く理由
学校で学ぶ必要はあるのか。小学校低学年からずっと不登校だった18歳の青年が、プログラミングを始めたことを機に、「学校で学ぶ必要」を見いだし、今春、見事、慶応大学に入学しました。いまも卒業をめざして、苦手な科目にも取り組みながら通っています。(朝日新聞社会部記者・宮坂麻子)
いま、大学で講義を受けていると、「一方的に話す講義なら動画配信で十分なのに」と思うことがよくあります。一方で、教えあう少人数の授業は面白い。苦手な数学もプログラミングの技術を上げるためと思うと、勉強する気になります。
コードアカデミー高校からは、昨春と今春で3人が慶応大に合格。現在約50人の後輩が学びます。成沢文男教頭(59)は言います。「大学がゴールではない。腕を磨き、どこでも仕事をして食べていける社会人になって欲しい」
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