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維新が見せつけた〝受け皿力〟 出口調査41万回答から見えた心理

「比例は維新」で大量復活

テレビ出演で笑顔を見せる日本維新の会の松井一郎代表=2021年10月31日午後11時2分、大阪市北区、矢木隆晴撮影
テレビ出演で笑顔を見せる日本維新の会の松井一郎代表=2021年10月31日午後11時2分、大阪市北区、矢木隆晴撮影 出典: 朝日新聞

目次

今回の衆院選で、「日本維新の会」(維新)の議席は、公示前の11から41へと約4倍に増えました。有権者のどのような投票行動が、今回の躍進につながったのでしょうか。朝日新聞社などが全国289選挙区から8670の投票所を選んで実施した出口調査の結果を分析してみました。(朝日新聞記者・四登敬)

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浮かび上がる「比例は維新」

着目したのは、維新の候補者25人が復活当選した比例区です。

維新の比例区得票は、前回17年衆院選の338万7097票から、805万830票へと伸びました。

出口調査で得た41万1467の有効回答から見えてきたのは、選挙区は他党の候補者に投票しても、「比例は維新」という有権者の存在です。

 

全国集計では、選挙区で維新の候補者に投票した人の62%は、比例区も維新を選びました。

自民の候補者に投票した人の63%は比例区も自民を選びましたが、維新を選ぶ人が8%いました。

一方で、立憲の候補者に投票し、比例区も立憲を選んだ人は47%にとどまり、維新を選ぶ人が10%いました。

「比例は維新」高まる近畿ブロック

「比例は維新」という人の割合は、比例近畿ブロックで高まります。

「選挙区も比例区も維新」は74%、「選挙区は自民、比例区は維新」は15%、「選挙区は立憲、比例区は維新」は19%でした。「選挙区が公明」の人は、比例では維新33%、自民32%、公明26%に分かれていました。

 

「非自公」「非立共」の受け皿に

特定の支持政党がない無党派層の投票行動からも「比例は維新」の傾向がうかがえます。

選挙区で自民の候補者に投票した無党派層が比例区で選んだ政党は自民40%、維新15%、公明10%の順。立憲の候補者に投票した無党派層の比例区投票先は立憲36%、維新14%、共産11%でした。維新は、比例区で与野党双方からの受け皿になりました。

 

このように、維新は比例区で、選挙区とは異なる政党を選ぶという有権者の受け皿になり、衆院で第3党になったと言えそうです。

自公政権でもなく、立憲や共産とも異なるスタンスが期待される維新が今後、有権者の期待にどのように応えていくのか、注目していきたいと思います。

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