ネットの話題
「かせエイふは見た」 水族館の飼育員、たとえツイート写真がお見事
水槽に張り付いたエイの写真を人気ドラマシリーズにたとえています。
ネットの話題
水槽に張り付いたエイの写真を人気ドラマシリーズにたとえています。
水槽に張り付いたエイの写真を、人気ドラマシリーズにたとえたツイートが注目を集めています。撮影・投稿した水族館職員に話を聞きました。
求愛の様子です。この映像はそんなに激しくないですがこうやって上に乗っかられて嚙まれます。 pic.twitter.com/JziELsl4oi
— 男鹿水族館GAO【公式】 (@ogaaquariumgao) August 13, 2021
今月17日、こんな文章と一緒に水槽に張り付いたエイの写真が投稿されました。
「かせエイふは見た」
写っているのは、オーストラリア近海に生息する「サザンフィドラーレイ」。
その口元や鼻の穴がまるで顔のように見えて、こちらをのぞきこんでいるかのようです。
確かに、人気ドラマシリーズ「家政婦は見た!」で市原悦子さん演じる主人公が、家庭の秘密をのぞき見している場面に似ています。
どうやら「家政婦は見た!」に「エイ」をからめた投稿のようです。
これに対して、「確かに見てるように見える」「なんか顔も似てる気が……」といったコメントが寄せられ、いいねは14万を超えています。
かせエイふは見た pic.twitter.com/INYuVwCSnc
— ふぃっしゅϵ( 'Θ' )϶ (@tm3aqua) August 17, 2021
投稿したのは、男鹿水族館GAO(秋田県男鹿市)の展示課で魚類を担当している清田環希さんで、3年ほど前に撮影した写真だといいます。
「バックヤードの予備水槽で飼育していた時で、張り付いている様子を見て『何かに使えるかも』と撮影しました」
エイの担当ではありませんでしたが、気になって撮影した1枚。
先日、撮りためた画像を見返していて、市原悦子さんが演じていたシーンに似ているなと思ったそうです。
「当初はストレートな文章にしようと思っていましたが、文章の中にエイを入れてみたら面白いかなと思って、『かせエイふは見た』にしました」
サザンフィドラーレイです。去年から雄の求愛が確認されており、雌は腹鰭付近を噛まれてしまいました。この噛む行動はサメ、エイの仲間で多く見られますが、普通に見ると喧嘩にしか見えません。
— 男鹿水族館GAO【公式】 (@ogaaquariumgao) August 13, 2021
最近、1匹の雌が2匹の雄に追われることもあり、かなりモテるようです。#GAOエイシリーズ pic.twitter.com/XKeY70gVqx
公式アカウントからの投稿も考えたそうですが、古い写真だったことや、ふざけすぎかもしれないという思いから、個人アカウントで投稿。
思っていた以上に反響が寄せられ、現在のエイ担当者も喜んでいるそうです。
写っている個体はすでに死んでしまったそうですが、現在もサザンフィドラーレイは展示中で、国内では珍しいといいます。
「きっかけを何であれ、生き物に興味を持っていただくためにツイートしているので、存在を知ってもらえたことだけでもうれしいです」
1/3枚