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ネットの話題

「ズボン脱がずに交換」はける〝ショーツ型〟ナプキン、バズった理由

「待望の商品」「革命的」「安心感半端ない」

「お待たせしました、できました!!」から始まった、ソフィの新商品紹介投稿
「お待たせしました、できました!!」から始まった、ソフィの新商品紹介投稿 出典: ソフィのXアカウントより

目次

「お待たせしました、できました!!」
ショーツ型のナプキンを「ズボンを脱がずに交換できる」新商品の発売を告知した、ソフィのX投稿が話題です。改良を求めるユーザーの声に応じるかたちで、進化する生理用品について話を聞きました。

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新商品に19万「いいね」

「お待たせしました、できました!!
ズボンを脱がずに交換できるショーツ型ナプキン、
10/7より発売です!」

下着のようにはくことで漏れの心配が軽減される「ショーツ型ナプキン」。両サイドをテープで開閉できるようにすることで、ズボンを脱ぎ着せずに交換できる新商品「ソフィおでかけ交換ショーツ」をユニ・チャームが発売しました。

商品化を要望していた一般ユーザーによる投稿を引用した形での新商品紹介の投稿は、4万回以上リポストされ、19万の「いいね」がつきました。
「待望の商品」「革命的」「安心感半端ない」といった声が寄せられています。

先行した中国、市場拡大

ユニ・チャームによると、中国では2015年からショーツ型を販売。中国ではショーツ型の認知が高く「安心できて、はき心地の良い商品」として認識されているといいます。
その中国で、昨年から発売を開始し好評を得ていたのが、両サイドを破って交換することで脱ぎ着の必要がなくなる、今回の商品でした。担当者によると、発売以来、中国でのショーツ型の市場は1.2倍以上に拡大しているといいます。

一方の日本では、ショーツ型のナプキンは2019年から販売を開始しており、こまめに交換することができない就寝中など限られた場面での利用が広がっています。

他方、近年は、ショーツ型のナプキンに対して「外出先の狭い個室内での脱ぎ着が大変」とか「生理中であることを知られたくないが、脱ぎ着に時間がかかり、気付かれる不安がある」といった声が寄せられていたと言います。

中国での実績や、ユーザーからの声を受けて、日本でもズボンの脱ぎ着の必要がないショーツ型ナプキンの販売計画を進めていた中で、直接ユニ・チャームに寄せられる声と同様の意見がXでも見受けられ多くの共感が集まっていることに目が止まりました。

「後押しになったのは間違いない」(担当者)と、今回の商品の発売を知らせる際に、「感謝を込めて」投稿を引用する形での告知をしたそう。

「おでかけ交換ショーツ」のパッケージ=ユニ・チャーム提供
「おでかけ交換ショーツ」のパッケージ=ユニ・チャーム提供

「使用場面に寄り添った課題解決

販売に至るまでには、開発の苦労もあったそう。
「今回の商品は、お客様によって『破る』という行為が必要です。破れやすさが必要である一方、破れやすすぎてもいけない。商品作りの難しさがあった」と担当者は話します。

さらに、日本ではまだショーツ型ナプキンそのものが選択肢として浸透しきっていない現状があります。
「中国の場合は、『安心感がありはき心地のよいナプキン』として、生理用品の選択肢の一つになっていますが、日本ではまだ『特別なとき』にはくものとしての認識です」
「ただ、今回の反響を見ていて、『これがほしかった』「安心して旅行に行けそう』などといったコメントもあり、使用場面に寄り添った課題解決につながったと思っています」

一方、SNSでは、実際の商品には「はくときに前後がわかりやすいようにするため」(担当者)リボンなどの模様が施されているのに対し、パッケージにはその柄が描かれていなかったことへの指摘もありました。
担当者は「商品の構造をわかりやすくするためにシンプルな商品イメージをパッケージに採り入れましたが、誤解を与えてしまいました。お客様の意見を広く調査していきたい」と話しています。

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