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#10 withnewsスタッフブログ

出世・降格でなくバトンをつなぐだけの話 withnewsスタッフブログ

出典: pixta

目次

withnewsスタッフブログ
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withnews副編集長の丹治です。会社員にとって春は、異動の季節ですね。

withnewsも4月から新しい仲間を迎えてさらにパワーアップします。と同時に、私がこの副編集長の肩書を使うのは3月31日までとなりました。

自分の肩書について話すのは、少し気恥ずかしいですが、スタッフブログはこういうことも書ける場なので、いまの気持ちを残しておきたいと思います。

背筋伸びた副編集長

現在、withnews編集部には8人のコアメンバーがいます。奥山晶二郎編集長のもとに個性あふれるメンバーたち。新領域担当の朽木誠一郎副編集長とともに、私は毎日の記事更新など編集全般の進行管理を担っています。

2014年に産声をあげたwithnewsは、朝日新聞社内でスタートアップのような位置づけです。ロールモデルがあるわけではないので、まずは何でもやってみる。副編集長も、2018年夏に実名でツイッターを始めたことがきっかけでした。

副編集長を名乗ったからといって、何かが変わるわけではない。最初はそう思っていました。しかし(というか当たり前の話ですが)、社内外では「withnewsの副編集長」と認知され、打ち合わせやイベントなどでそう呼ばれるたび、背筋が少し伸び、媒体への責任感も増していきました。

「新しい風」が必要

色々な気づきを与えてくれ、愛着も出てきた副編集長でしたが、交代は、私からお願いしました。

withnewsは今夏でローンチから7年になります。私がコアメンバーとして関わるようになって6年が経ちました。奥山編集長とはあうんの呼吸で意思決定ができる一方、媒体のさらなる成長を考えると「新しい風」が必要だということも感じていました。

そこに、4月から新しいメンバーとして水野梓さんが加わってくれることになりました。水野さんは、コアメンバーの経験はないものの、withnewsの看板連載の一つである「夜廻り猫」の立ち上げから担当編集を長年続け、記事も継続的に書いてくれています。

一緒に仕事をしたこともあるので、全幅の信頼を置いて4月からの副編集長を託すことができます。私にはないものを水野さんはたくさん持っているので、奥山編集長とのコンビがどういう化学反応を起こすか今から楽しみです。

「降格なのでは」で思ったこと

……で、ここまで読まれた方の中には、私がwithnewsを離れると思った方もいらっしゃるかもしれません(書いててちょっとそういう気持ちに)。が、4月からもwithnews編集部の一員であることは変わりません。これからも記事を書き、サイトを盛り上げていきます。

この話を周囲にしたところ、「それって降格になるんじゃない? いいの?」という声ももらいました。これまで書いてきたように、私は水野さんがスキル・人柄ともに適任だと思い、バトンをつなぐ気持ちで、奥山編集長に相談しました。「自分は降格するんだ」と考えていれば、決断をためらったかもしれません。

組織にいれば、スキル・人柄以外にも「交代時期」というタイミングもあります。その際に、席の奪い合いで追い出された人が寂しく去るのではなく、バトンをつないで、次にまた別のバトンが回ってくるよう新たなスタートに立つ。単なる出世・降格ではなく、そんなサイクルができればいいなと思っています。

副編集長の肩書が取れて身軽になる部分では、新たな挑戦もしたいです。良いニュースが届けられるよう、これからも頑張ります。

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