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地元を離れる10代の話が聞きたい withnewsスタッフブログ
本来は、その時々にしかない苦しさや喜びがあるはずです。
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本来は、その時々にしかない苦しさや喜びがあるはずです。
大学入試共通テスト、第2日程含めて終わりましたね。
受験生のみなさん、本当にお疲れ様でした。まだこの先の2次試験などが控えている方も多いと思いますが、体調に気をつけて、もうひとふんばり、がんばってください。
しんどくなったときは、少し気が早いですが、春以降の自分の生活を1分でいいいので想像してみるのはどうでしょうか――。
あれは16年前の春のこと。(あれ、そんなに経ってるの…?)
私は小学生の頃から過ごした鹿児島県の離島を離れ、筑波大学に進学しました。
志望大学の決め手は、当時絶賛片思い中だった人と同じ大学に行きたい気持ちが8割でした。そして二人とも合格してしまいました。本当です。
筑波大学には知る人ぞ知る学生宿舎があって、その宿舎に入居するため、3月末には実家を離れました。
そのときの気持ちは、不安よりも、とにかく晴れ晴れとしていたことを覚えています。
「広い世界に出られる!!」
そんな気持ちだったんでしょう。
なんでそんなことを思い出したかというと、最近急速に流行している招待制音声SNS「Clubhouse」で、自分が話したり聞いたりしたいことってなんだろうと考えたことがきっかけです。
私はこれまで、学校生活の悩みや親子関係の悩み、中高生を中心とした10代が感じているモヤモヤした気持ちを聞いてきました。
いま、彼らに聞きたいことを考えたとき、ふと頭に浮かんだのは「この春、地元を離れる10代にはどんな思いが渦巻いているんだろう」ということでした。
例えば進学のために地元を離れる高校3年生。
コロナ禍で、最後の学校行事がなくなってしまったりして、これまでとは違う高校3年生としての時間を過ごしてきたと思います。受験勉強のスタイルも大きく変わったでしょう。センター試験から共通テストに移行した第一期生でもあります。
今年の卒業生にしかわからない苦労も多かったと思います。
さらに、進学したとしても、しばらくはまだコロナ禍の社会が続くでしょう。
進学や就職のために地元を離れ、新しい場所で迎える新生活。例年とは違う、新生活の始まりに期待する気持ちや、不安感をストレートに聞いてみたいと思いました。
大人は時に、自分が10代だった時代に当てはめて「いまを生きる10代」をとらえてしまいがちです。
でも本来は、その時々にしかない苦しさや喜びがあるはずで、それを正面から捉える努力が大人には必要だと思っています。
そのためには、ご苦労をおかけしますが、10代のみなさんの声をパブリックに響かせることも必要なのかとも思います。
Clubhouseは規約上、18歳未満の利用ができないので18歳以上の方限定となってしまうのですが、よかったら、私とお話してくれませんか?
(18歳未満の方は、これまで通りTwitterなどからつながっていけるとうれしいです)
連絡をお待ちしています。