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生活の中の“苦手な音” 怒られてるみたい、心臓ばくばく…正体は?

「掃除機の音」が苦手
そろって家にいるおくらとお母さん。おくらはパジャマですが、お母さんは掃除機をかけています。「この音聞くと心臓がばくばくする」「怒られてるときみたいで」と動揺するおくら。「はっ、はじまった…」と思うやいなや、目をつぶって耳をふさいでしまいます。
そんなおくらに「おくらっ、そこどいて」「掃除機かけるから」とお母さん。おくらの様子に気づくと「なんで耳ふさいでんの」「嫌味っぽくてうざったい」とバッサリ。おくらはわたわたしながらも「あ えっと」「掃除機がこわくて……」と説明します。



お母さんは「おくら それ枯れてるのに水あげてんの?」と容赦ありません。「今は秋だから…春にはまた葉っぱ出るかも」と返す娘に「おくらってほんとだらしない」「夏の水やりぜんぜんしなかったもんね」とまたため息。おくらもまた心の中で「たしかにナマケモノですけど…」と反論めいたことを言います。
そんなおくらのスマホが突然「ヴーッヴーッ」と鳴り出します。「ひょっ!?」とびっくりするおくら、どうやらこの音も苦手であるようです。



「生きのびていて」すごいこと
“きっとなかなか学校に行けなくて悩んでいるおくらさんも、お母さんがかけている掃除機に毎回怒られているような気持ちになるんじゃないかしらと思います。
周りと生きる速度が違う気持ちがする中で生きていくのってすごくエネルギーが要ることでしょうから、読んでくださった方でそう感じていらっしゃるひとがいたら、いつもほんとうにおつかれさまですと言いたいです。生きのびていてすごい。すごいことです。”

第一回:友達の一言に「なりたくてなったわけじゃ…」寝る前の“微妙な後味”
第二回:生活の中の“苦手な音” 怒られてるみたい、心臓ばくばく…正体は?
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