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友達の一言に「なりたくてなったわけじゃ…」寝る前の“微妙な後味”

何気ない一言だからこそ
ある日、布団の中で目覚めたおくら。お母さんに「今日こそ学校くらい行きなさいよ」と起こされるも、「学校行くのやだな…」と乗り気ではありません。買ったばかりの植物の鉢を枯らしてしまったり、鉢のことを考えている間に学校が始まってしまっていたり……。



他の子にあげたシールはウサギ、ゾウ、サル、クマ、キリンというラインナップでしたが、自分はナマケモノ。「えっと…これかわいいね」と言葉を返すと、「自分がそう(かわいい)ってことかね」とあんずにいじられてしまいます。慌てるおくら、ここまでは他愛のないやりとりです。



びゅうびゅう強い風が吹く中で…
“まだそういうことが他の人にもままあることだと知らなかったときは、自分のことをとても責めたので(今もそのなごりはありますが)、おくらさんみたいな人もいるよ、というのを描いておきたかったんです。
今の世の中ってびゅうびゅう強い風が吹く中で立ててる人がふつうで当たり前、みたいな感じが私にはするのですが、立っていられないこともあるよねって言いたいのかもしれません。立っていられないことは決して悪いことではないはずです。”

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