MENU CLOSE

連載

#74 #父親のモヤモヤ

キャンプも帰省もしたいけど…夏休みの予定どうする? 父親の答え

「#父親のモヤモヤ」オンラインオフ会で、父親たちが交流しました。

今年の夏休みはどう過ごしますか?
今年の夏休みはどう過ごしますか? 出典: PIXTA

目次

#父親のモヤモヤ
※クリックすると特集ページ(朝日新聞デジタル)に移ります。

新型コロナウイルスの感染拡大が心配される夏休み。今年は例年通りの過ごし方ができないかもしれません。子どもと何をするか、「オンライン帰省」はどうなのか、新型コロナとどう付き合っていくか。7月18日に開いた「#父親のモヤモヤ」オンラインオフ会で、30、40代の父親6人が語り合いました。
【PR】「あの時、学校でR-1飲んでたね」
【オフ会前編】オンライン帰省は難しい?リアル感なく飽きる子ども 父親の対応は【関連リンク】
オフ会では、父親同士帰省などについて話しました
オフ会では、父親同士帰省などについて話しました
<#父親のモヤモヤ・オンラインオフ会を開きます>
8月29日(土)10時より、父親を対象にしたオンラインオフ会を開きます。
テーマは「家事・育児分担どうしてる?」です。
共働き家庭の課題の一つは、家事と育児の分担。 みなさんの家事・育児分担や家庭のルール、アイデアを共有しませんか?
詳細はコチラをご覧ください。みなさんのご参加をお待ちしています。

この夏の予定は?

<夏休みは、家族で過ごせる貴重な時間です。参加した父親の多くが気になっていたのは「今年の夏の過ごし方」です。新型コロナの感染が広がる中、悩む父親がほとんどでした>

「キャンプをしたいと考えていますが、どこかに車で出かけておしまいかなと思っています」

「僕もいつもキャンプに行っていて、6月には1回行きました。GoToキャンペーンに乗るか乗らないか、どうしようかと思っています。むずかしいですよね」

「普段も実家に帰ってのんびり過ごすことしかしていませんが、今年はそれをするかしないかかなと思っています。できるだけ夏らしい体験をさせたいです。カブトムシを取りに行ったり、水遊びをできる公園に行ったり」

写真はイメージです
写真はイメージです 出典: PIXTA

オンライン、子どもと温度差

<長距離移動を伴う帰省の代替案として推奨されている「オンライン帰省」。参加した父親の半数が経験していました。LINEのビデオ通話などで簡単にできる一方、コミュニケーションの難しさを指摘する声が上がりました>

「これからさらにコロナ感染が増えてくると、実家に帰れない状況が続くと思います。オンライン帰省のやり方を考えていかないといけないのかな。行きたいという子どもにどう説明するか。上の子は小学生なので『コロナ大変だよね』とわかってくれますが、この先ずっとそう言い続けるかモヤモヤしていますね」

「オンライン帰省の難しさは、コミュニケーションがなかなか成立しないことにあります。特に子どもと両親のコミュニケーション。子どもはまだ小さいので、長いコミュニケーションができず、両親も田舎で高齢なのでオンラインでの会話に慣れていません」

「つながるところが大人と子どもの関係になってしまいます。僕らが求めているコミュニケーションスタイルと、子どもたちがやりたいことが違うんだろうなと思いますね。僕の娘と友達の娘とで(Web会議ツールの)zoomをつないだら、3時間くらい遊んでいました」

「帰省はオフラインで会う方が思い出に残っていいのかな。東京に住んでいますが、妻の実家は地方です。都会から田舎に行く方が、視野が広がるので楽しいと思います。オンラインだと子どもたちに楽しみがない気がしています」

「子どものニーズは、どちらかというとふれあいや実家での活動みたいなところ。顔を見て話して満足するかというと、別の話ですね」


 
写真はイメージです
写真はイメージです 出典: PIXTA

コロナとの付き合い方

<新型コロナの感染拡大が心配な一方、我慢や恐怖だけでは身動きが取れず、ストレスにつながります。しっかりと対策はした上でうまく付き合っていくしかない、という意見もありました>

「コロナを甘く見るという意味ではなく、本当にそこまで恐怖におびえないといけないのか。本当の危機と恐怖がごっちゃになっていて、本当に意味のあることとないことが混じっているとも感じます」

「リスクアセスメントがごっちゃ混ぜになっている。社会の空気を読みつつ正しい行動をするのは、家族単位で済む話ではありませんね」

「個人的に、必要以上の気を使うのはやめようと思っています。この状況に子どもがストレスを抱えている。不安の方が人をむしばむ側面が強いので、できるだけ普通にしようかなと。学校、幼稚園ではお友達とふれあっているので、仲のいい子たちを避けても仕方がない。そうしないと子どものメンタルに影響が出てしまいます。ミニグループを作って公園で遊んだり、一緒に散歩したりしています」

「グループは現実解かなと思いますね。今まで家単位でソーシャルディスタンスを取れという話でしたけど、今後現実的な範囲としてはそれくらいの粒度でリスクを受け入れて活動せざるを得ないのかなとは感じています」

「子どもの小学校、保育園時代からのお友達は、両親同士も仲がいい。子どものストレスも親側のストレスもあるので、人が大勢行き交う場所や駅では注意しつつも、普段の近所の環境では自由に遊ばせるのがいいのかなと考えています」


 
写真はイメージです
写真はイメージです 出典: PIXTA

一人の時間はどう作る?

<帰省や夏の予定にとどまらず、「一人の時間」の作り方にも話が及びました。共働きで子育てをしながらでは、意識的に一人の時間を作らないといけません。参加者の中には夫婦で育休中という父親が2人いて、現状を話しました>

「親も人間なので、一人の時間が必要だと思います。私は共働きなので、なるべく1ヶ月に1回、一人の時間を取れるように調整しています。一人でいた後はお互い相手に対してやさしくなれるというか、機嫌がいいのは必ずあると思います」

「先日3人目が生まれ、育休中です。久しぶりに夜泣きに直面しています。『明日また仕事かぁ…』というメンタルじゃないだけでも、ゆとりある子育てができている。あたたかく見守れるバッファーではないですけど、それが自分の時間につながっていると思います」

「夫婦で育休中です。一人の時間は、子どもの睡眠時間と自分の睡眠時間の引き算と考えています。自分は6時間寝ればいい。2歳の子どもは10〜12時間平気で寝ます。夜一緒に寝て、私は5時に起きて動画の編集をしたり、書き物をしたり、本を読んだり。7時か8時から家のことをします。自分のしたいことをする時間を設けたら、奥さんにも自由な時間を取ってもらって、持ちつ持たれつでやっています」



 
写真はイメージです
写真はイメージです 出典: PIXTA

子どもと過ごせる時間は短い

<人生で子どもと過ごせる時間についても話題になりました。きっかけは、育休中の父親の気づきです>

「子どもが親を必要とする時間は今しかないかもしれないと考え、後悔したくないので育休を取りました。実際子どもと接する時間は、22歳で独立を考えても、学校の時間や友達と遊ぶ時間があるので本当に少ないと思います。今は近所の公園をリストアップして、毎日違う公園に連れていっています」

「小学生の息子が、最近は週末も友達と一緒に出かけることが多くなりました。一人で遊びにいけない期間が親子の時間になります。その期間は大切にしないといけなかったなと反省を含めて思うことがありますね」

「うちは3歳で割と引っ込み思案なので、外で友達と遊ばせたい方が意識は強いのですが、就学すると友達と遊ぶ機会も増えるでしょうし、そう考えると子どもとの時間は少ないですね。アラフォーなので体力的にはきついものがあり、ガッツリ一緒に遊び倒すみたいな関わり方はできていません。常に省エネで向かい合っているというか。そのまま数少ない時間を消費してしまうのはもったいないなと思ってしまいました」

写真はイメージです
写真はイメージです 出典: PIXTA
<実は子どもが苦手……と本音をもらす人もいましたが、そんな父親ならではのやり方に共感がありました>

「僕はいわゆる子ども好きなタイプではありません。子どもと同じ目線で遊ぶのが苦手で、男の子だったらまだカバーできるけど、女の子で人形遊びになると棒読みもいいところで全然ダメですね。周りからみたらひどいと思われるかもしれないけど、公園に連れていくだけ連れていって、僕はベンチに座っています。遠目から見て何か危なそうな時や子どもに呼ばれた時に近くに行きます」

「僕もまさにそうで、子どもと遊ぶのめちゃくちゃ苦手なんですよね。子ども同士で成立する状況に持っていくことは大事かな。近くの公園に連れていくと、遊んでいる子が寄ってきて一緒に遊んでくれます」

「環境は大事ですね。私自身も子どもと遊ぶのは苦手なので、場を用意するのはすごく大事だと思いました」
【オフ会前編】オンライン帰省は難しい?リアル感なく飽きる子ども 父親の対応は【関連リンク】
<#父親のモヤモヤ・オンラインオフ会を開きます>
8月29日(土)10時より、父親を対象にしたオンラインオフ会を開きます。
テーマは「家事・育児分担どうしてる?」です。
共働き家庭の課題の一つは、家事と育児の分担。 みなさんの家事・育児分担や家庭のルール、アイデアを共有しませんか?
詳細はコチラをご覧ください。みなさんのご参加をお待ちしています。

父親のリアルな声、お寄せください

記事の感想や体験談を募ります。いずれも連絡先を明記のうえ、メール(seikatsu@asahi.com)で、朝日新聞文化くらし報道部「父親のモヤモヤ」係へお寄せください。

 

共働き世帯が増え、家事や育児を分かち合うようになり、「父親」もまた、モヤモヤすることがあります。それらを語り、変えようとすることは、誰にとっても生きやすい社会づくりにつながると思い、この企画は始まりました。あなたのモヤモヤ、聞かせてください。
みんなの「#父親のモヤモヤ」を見る

連載 #父親のモヤモヤ

その他の連載コンテンツ その他の連載コンテンツ

全連載一覧から探す。 全連載一覧から探す。

PICKUP PR

PR記事

新着記事

CLOSE

Q 取材リクエストする

取材にご協力頂ける場合はメールアドレスをご記入ください
編集部からご連絡させていただくことがございます