連載
#69 #父親のモヤモヤ
育休経験の男性アナ「焦燥感あった」ラジオ番組で振り返ったモヤモヤ
番組は2019年4月にスタート。平日の午前6時半~9時半の生放送です。コラボ企画は、午前8時10分~20分の「アサリポ」というコーナーで実現しました。月1回の予定です。「#父親のモヤモヤ」企画記事をもとに、スタジオやリスナーを交えて葛藤を共有していきます。
パーソナリティーは、KBCアナウンサーの小林徹夫さん(49)。長女が生まれた時に2カ月の育休を取ったそうです。パートナーは同じくKBCアナの山﨑萌絵さん(29)。3歳児の母親でもあります。
「小林さん、育休を取られましたよね? モヤモヤしましたか?」。コーナーの序盤は、そんな山﨑アナの問いかけで始まりました。
小林アナは、2カ月間の育休について「子どもが生まれた時から社会とのつながりがなくなった。言いようのない焦燥感があった。子どもが生まれてどう扱ったらいいのかも、全然分からなかった。隅に追いやられていく感じがあった」と振り返りました。
おはようございます☔️今日のアサデスラジオで朝日新聞とのコラボ企画、#父親のモヤモヤ が始まります☺️育児中のお父さんのモヤモヤした気持ち、ぜひ送ってくださいasa@kbc.co.jp アサリポのコーナーでご紹介させて頂きます💓https://t.co/glQ0oMIzpN
— 山﨑萌絵(KBCアナウンサー) (@moe_yamasaki) June 17, 2020
スタジオでは、小林アナが「奥さんにしてみれば日常的にやっていること。奥さん自身、思うところがあるでしょうね」とコメント。山﨑アナが「『イクメン』という言葉もそう、育児してあたり前じゃないかと」と応じる場面もありました。
コーナーの最後では、リスナーからの体験も紹介されました。こちらも、性別役割分担の意識が背景にありそうです。
「一番不愉快だったのは、6年くらい前。赤ちゃんルームでおむつを替えていたら、警備員を呼ばれました。ちなみに、ルームには誰もいませんでした。次の週、赤ちゃんルームは女性のみと表記が変えられていました。おむつを替えられるのは赤ちゃんルームだけだったのですが。パパに対する風当たりの強さに泣きそうでした」
コラボにあたり、小林アナと山﨑アナがメッセージを寄せてくださいました。
小林アナ
山﨑アナ
記事に関する感想をお寄せください。「帰省」に関するモヤモヤも募ります。「義実家に行くのは負担」「妻と両親との間で気を遣う」といった声も聞かれます。新型コロナの影響で帰省のあり方も変わりそうです。検討中の新たな試みもお聞かせください。
いずれも連絡先を明記のうえ、メール(seikatsu@asahi.com)で、朝日新聞文化くらし報道部「父親のモヤモヤ」係へお寄せください。
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