連載
#29 「見た目問題」どう向き合う?
人に指差された顔…それでも街を歩きたい 偏見残る社会に望むこと
アルビノや顔の変形、あざ、まひ……。外見に症状がある人たちが学校でいじめられ、就職や結婚で苦労する見た目問題。当事者は、人生の様々な段階で困難に直面します。「何でこんな顔に生んだと親に迫った」「好きな人に告白をしてはいけないと思ってきた」。そんな経験を持つ2人の当事者は、偏見が残る社会に何を望むのか? この問題に関心が高い、お笑い芸人の村本大輔さんと、トークイベントで語らいました。(朝日新聞記者・岩井建樹)
このイベントは、外見に症状がある人たちの人生を追いかけた「この顔と生きるということ」(朝日新聞出版)の出版を記念し、8月16日に東京・渋谷で開かれました。
イベントは、実体験をもとにした、河除さんの一人芝居から始まりました。「お前には基本的人権はない」。中学時代、同級生から投げつけられた言葉を、セリフに盛り込みます。
そのまま、トークセッションへ。最初のテーマは「どんなときに見た目問題を感じるか」です。
石田さん
河除さん
村本さん
石田さん
「なぜインタビューに出るのか?」。村本さんは質問を続けました。
河除さん
村本さん
村本さん
石田さん
石田さん
「人間なら相手を恨むことがあるのでは?」。村本さんは、引き続き問いかけました。
河除さん
石田さん
村本さん
岩井
岩井
話題は、見た目問題の当事者の多くが困難にぶつかる、恋愛・結婚に移ります。
河除さん
河除さん
村本さん
石田さん
就職活動の難しさも、話題に上がりました。
河除さん
岩井
村本さん
石田さん
社会が変わることを、当事者の2人は期待しているのでしょうか。
河除さん
石田さん
村本さん
岩井
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