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#24 「見た目問題」どう向き合う?
「普通の顔になれるなら手術受ける?」見た目問題当事者と真剣トーク
顔の変形やあざ、まひ……。人とは違う外見のため学校でいじめられ、就職や結婚で苦労する「見た目問題」。当事者のリアルな体験は、多感な中高生の悩みを解決するためのヒントになるかもしれません。「手術で普通の外見になれるとしたらどうするか」「過去の自分に何と声をかけるか」……。当事者3人が中高生と交流したイベントでは、たくさんの質問が寄せられました。3人が出した答えとは。
23日に東京・渋谷で開かれたイベント「ミタメトーク!」で中高生と交流したのは、この3人です。
イベントでは、当事者の話を聞いた後、中高生から質問を募りました。見た目問題の解決に取り組むNPO法人「マイフェイス・マイスタイル」のアドバイザーを務める朴基浩さんが寄せられた質問を読み上げ、当事者3人が答えていきました。
神原さん
即答した神原さんに、会場からは「おー」という歓声とともに拍手が起こりました。
神原さん
神原さん
三橋さん
石田さん
神原さん
司会者の朴さんが「僕からの質問」として、「うっとうしいと感じる善意はある?」と尋ねました。
三橋さん
神原さん
石田さん
安易な共感に疑問を呈した石田さん。司会の朴さんは「きれいごとばかりじゃない、生の声です。どう接すればいいのか、わからなくなってしまいますよね。中高生のみなさんにはモヤモヤしてほしい。答えはありません。悩んでほしい」と訴えかけました。
中高生が手を上げて直接質問をする時間もありました。
参加者
石田さん
参加者
神原さん
石田さん
参加者
石田さん
三橋さん
参加者
三橋さん
石田さん
神原さん
テーマは「差別とは何か」にまで広がりました。
参加者
神原さん
石田さん
三橋さん
「知らないこと」が差別の原因と、神原さんと石田さんは指摘しました。
一方で、司会の朴さんは「本当ですか? 知った上で差別的発言をする人っていますよ?」と疑問を投げかけ、会場はモヤモヤした雰囲気に。中高生たちも考え込みます。
最後に、当事者3人が中高生にメッセージを送りました。
三橋さん
神原さん
石田さん
3人の言葉は中高生の心にも響いたようです。彼ら・彼女らが会場で語った感想を紹介します。
参加者
参加者
参加者
参加者
参加者
共催:withnews、NPO法人「マイフェイス・マイスタイル」
協力:朝日中高生新聞
撮影:岩井建樹、神戸郁人
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