日本を訪れる外国人の観光客は年々増加し、2018年は3,000万人を超えました。外国人観光客におすすめしたい観光スポットや食べ物はあるけれど、彼・彼女たちが魅力に感じたのは「それだけじゃない」かも……。観光客が何げなく撮った「カメラの中身」から、WEBライターのセブ山さんが別視点で見た日本をひもといていきます。今回2回目となる調査の舞台は、渋谷。すると、何げなく飲んでいる「アレ」のことが気になってきました……。

こんにちは、セブ山です。
みなさんは、知らない土地に行った時に、見慣れないものを見つけて、思わず写真を撮ってしまったことはないでしょうか?
本日は、そんな「写真」にまつわる調査をするために、渋谷・スクランブル交差点にやって来ました!
「いつもそこにある見飽きた風景」に、人はシャッターを切りません。
「はじめて見る珍しい風景」を記憶に残そうとして、人は写真を撮ります。
ということは、外国人観光客が日本で「何げなく撮った写真」を見れば、彼らが素直な感情で「なんだこれは!」と感動したり驚いたりしたところを知れるはずです。
それを知れば、この国で暮らしているがゆえに見えていなかった「日本」の魅力的な部分や、改善点が見えてくるのではないでしょうか?

前回、浅草・雷門にて調査してみたところ、日本の便利なところ、不便なところ、おかしなところに気付くことができました!
今回は、その第2弾です!
はたして、外国人観光客は、日本のどこをどのように切り取っているのでしょうか?
さっそく調査開始です!
1組目 オーストリアから遊びに来たご夫婦





























2組目 イングランドから語学留学中の男女カップル

イングランドから3カ月の語学留学に来ているローリーさんとエマさん。
ふたりで語学留学してきて、今日はちょうど3週間目。それぞれ日本にくるのはエマさんが2回目、ローリーさんが3回目という日本大好きカップルです。







































3組目 ベルリンからやってきた仲良し母娘

続いてお話を聞いたのは、10日間の日本旅行で東京・京都・大阪を巡っている途中だというトゥリースさん親子。今日は旅行4日目だそうです。
































4組目 フィリピンから遊びに来た女の子2人組

最後は、7日間の日本旅行で、今日が最終日だというリアさんとビアンカさん。

































































というわけで、調査にご協力いただきました外国人観光客のみなさま、本当にありがとうございました!
取材を終えて

僕たちにとっては当たり前すぎて気付いていなかった「他言語を学べる教育番組」のありがたさや、「いつの間にか違和感がないくらい生活に溶け込んでいたペッパーくん」のいびつさに、気付くことができました。
また、アニメを通して、メロンソーダを知らない国の人が、メロンソーダに憧れるというのも、その話自体がアニメの第1話目っぽくて、とても面白かったです。
アニメによって「スシ」「ニンジャ」「フジヤマ」だけではない、日本の「日常風景」が海外に伝わっているということを感じられたエピソードでした。
そして、食品サンプルや大型ゲームセンターなど、私たちにとっては「見慣れたもの」の中にも、外国人観光客が魅力だと感じてくれる部分が潜んでいるんだなと、あらためて実感しました。
案外、日本の魅力は「たこ焼きの丸さ」くらい細かいところに潜んでいるかもしれません。
そんなわけで、外国人観光客のカメラの中を見せてもらうと、こちら側の「当たり前」は、あちら側からは「おかしなこと」だということを知ることができました。
そして反対に、あちら側の「当たり前」も、こちら側から見ると「おかしなこと」になっているのです。
そう、「フィリピンのマクドナルドには白米がある」のように…!
いつかフィリピンに、マクドナルド米(まい)を食べに行こうと思っています。