話題
平成を「恋愛」で振り返ると ポケベル、駅の伝言板…あるある動画に
恋愛をテーマに平成を振り返ったら、こうなりました――。
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恋愛をテーマに平成を振り返ったら、こうなりました――。
恋愛をテーマに平成を振り返ったら、こうなりました――。そんな動画「平成恋愛図鑑」が公開されています。ポケベル、駅の伝言板、電池パックに貼ったプリクラなど、あるあるな事例を集めた内容です。制作したキリンの担当者に話を聞きました。
YouTubeでも公開されている「平成恋愛図鑑」。平成の間に起こった恋愛にまつわるブームやトレンドを、時系列で振り返る内容です。
誰が出るかドキドキしながらかけた家電(いえでん)、駅の伝言板に書かれた待ち合わせポエム、公衆電話からポケベルに送った数字の羅列(愛のメッセージ)、携帯の電池パックにこっそり貼った彼氏とのプリクラ、といったエピソードが登場します。
動画の最後では、「平成は愛のチカラで輝いていた。次の時代も輝いてほしいから。」というメッセージが表示され、キリンのプラズマ乳酸菌「iMUSE(イミューズ)」の商品が紹介されます。どうやらiMUSEの商品PRのために制作された動画のようです。
「やってたな~」「なんだかすごく古く感じる」「おやじさんが電話に出た瞬間切ったことがあった」といったコメントが寄せられているこの動画。
どういった経緯で制作したのか? キリンのデジタルマーケティング部・田中圭衣さん(38)に話を聞きました。
――この動画を企画した狙いを教えてください
平成の締めくくりの年に、多くの方に共感いただけるものは何だろうか?と検討を重ねた結果、平成の各時代ごとの世相を映し出す「恋愛」をテーマにして、それぞれの輝いていた時代を描くと面白くなるのではないかということになりました。
第1弾の「小学生あるある」、第2弾の「トレンディドラマあるある」動画に続く第3弾として、「平成恋愛あるある」の動画を作りました。
――制作にあたって工夫した点は
平成初期の恋愛シーンはペアルックや駅の伝言板など、実は意外と「昭和時代っぽい」シーンが多かったんです。そこで、古臭くなりすぎず、それでいて懐かしさを感じていただけるようなネタを幅広く探しました。
新着メールを問い合わせる「希望と絶望の無限ループ」のシーンは、当時ガラケーを使っていた担当者や制作スタッフの実体験エピソードが組み込まれています。
――田中さんのお気に入りシーンは
冒頭の「ギャンブルテレフォン」です。スマートフォンが普及し、SNSのアプリなどを使って気軽に直接通話ができる現代では信じられない話かと思われますが、当時は電話1本かけるのにも決死の想い、駆け引きがありました。そのできごとを大げさに、面白く描くことができたと考えています。
――「ここに注目」という点があれば
今回は黒電話・ポケベル・ガラケー・スマホと、各世代ごとのデバイスが登場しますので、ご自身の思い出と重ね合わせながら、ご覧いただければと思います。
黒電話のシーンに登場する漫画、伝言板のメッセージ内容、ペアルックの喫茶店のレトロ感など、平成初期の映像内に登場する懐かしいアイテムやファッションは細部までこだわったので、ご注目いただければと思います。
各世代ごとに画角や色のバランスも変えているところもポイントです。また、最後のKIRINのロゴが入るシーンもプリクラで囲って「ありがとう平成!」というメッセージを伝えています。
この動画を見て、終わりゆく平成を懐かしく感じていただき、次の時代に向けてチカラ呼び覚ますプラズマ乳酸菌「iMUSE(イミューズ)」でさらに輝いていただけたらと思っています。
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