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IT・科学

ニューズピックス躍進支える技術力 記事・広告一括管理の新システム

ニューズピックスの杉浦正明サービス開発マネージング・ディレクター=古田大輔撮影
ニューズピックスの杉浦正明サービス開発マネージング・ディレクター=古田大輔撮影

同僚と2人で1カ月間で作成

「カッコいい年のとり方」を考えたら、見えにくいモノが見えてきた(PR)

--これらのシステムの開発期間は。

「この広告のシステムに関しては、2人で1カ月間でコア部分を作りました。ユーザベースには自由研究制度というものがありまして、1カ月間、普段の仕事を離れて好きなことができます。それをとらせてもらって、同僚と2人で。朝8時ぐらいから夜8時ぐらいまで開発して、家帰って寝る。健康的な生活でした(笑)」

--その間、管理職としての仕事は誰がしていたんですか。

「それは引き継いでいたので問題なかったです。とくに開発チームはそうですけれど、組織ヒエラルキーがピラミッド型じゃないんです。『ホラクラシー』なんて最近はいわれますが、いわゆるアメーバ型組織というか、いくつかのユニットがあって、それぞれがそのときにやるべきことをやる。一つのチームがなくなっても、単純にそこがなくなっただけで、マネジメントはそのユニットそれぞれにあって、マネジメントする人が格別えらいというわけではないです」

「もちろんリーダーシップや管理作業は一つのスキルなので、それはそれで評価されます。しかし、それは単純にコーディングができるのと同じ評価のされかた。だから、部長職のような形でぼくがマネジメントだけをやっていても、あまり評価されません。新しい価値を生み出していかないといけない。えらい場所で座っているだけではなく、そこから離れて、あたるかあたらないかもわからないものをつくる必要がありまして」

--システムをつくる際に、参考にしたものはありますか。

「コンテンツ・マーケティングのようなものは、流れが来ていますよね。去年の時点だと、ずばりこれだというのはなくて、CMPと造語をつくったぐらいでした。いま思えば『LINE@』も考えかたが一緒だと思います。いろんな人が似たようなことを考えますね。『LINE@』はファンとの対話の場であり、コンテンツ・マーケティングの流れ。同じことをNP上でやれたらいいと思っています」

「個人が見える」のがNPの強み

--システムを構築する際に最も重視したものはなんですか。

「PDCAサイクルを回すことです。コンテンツを作り、拡散し、その結果から学びがとれる。このサイクルを回すことでNP上に良いコンテンツが蓄積されていく。広告主には、ブランド・アカウントという月額契約があるので、契約していただいた方にこのツールを公開したいと思っています。将来的には、他メディアやプロフェッショナルなライターの方にも公開したいですが、そこは未定です」

--デジタルではデータが見えるためにPV狙いの記事が増えました。このツールによって、記事がシェアされやすい方向に画一化していく危険性はないでしょうか。

「そこはまさにチャレンジですね。私たちのシステムがグーグルアナリティクスなどと決定的に違うのは、エンゲージメントの高いユーザーが誰か、はっきりとわかることです。ユニークユーザー100万人とか、何人が日本からアクセスしているとか、そういった個人が見えないデータではなく、具体的にどこの誰がどうコメントしているのか。ポジティブなのか、ネガティブなのか、ライクしているのか。そういった具体的な個人の動きが見えてきます」

「どの人を経由したから一気に拡散したとか、そういうバズのパイプラインもわかるし、読了率もデバイスごとにわかる。従来より高いレベルでのフィードバックが可能になることで、コンテンツ作りにも良い影響が生まれるというのが、いまの仮説です」

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