「ああはなれない」パラ選手に抱いた劣等感、運動諦めたアルビノの私
「スポーツは無理」の前にできたこと
9月5日の閉幕が間近となった、東京パラリンピック。障害があるアスリートの活躍ぶりが、連日報道されています。目や髪の色が薄く生まれる遺伝子疾患・アルビノの雁屋優さん(26)は、同じアルビノの選手たちに注目してきました。弱視や日焼けのしやすさなど、運動には不向きな症状と向き合いつつも、大舞台に立っているからです。一方、学生時代は疾患のため、体育の授業すら満足に受けられなかった雁屋さん。選手の姿を見て「身体を動かせないと、自ら諦めていた部分があった」と気付いたといいます。大会から考えたことについて、つづってもらいました。