死後、頭部を冷凍保存した大リーガー 最新技術と「満足できる死」

デジタル化された人格として生き続ける試みも

真鍋厚
評論家・著述家

多様な価値観が生まれる時代に「満足できる死」というものはあるのか……※画像はイメージです

【眠れぬ夜の死の話#2】
「長寿をまっとうした」「早すぎる死」――有名無名を問わず、人間の死の受け止め方には様々なものがあります。子孫を残す、仕事で成果を上げる、有名になる……色々な価値観が生まれる時代、「満足できる死」というものはあるのでしょうか? 最近では肉体の冷凍保存だけでなく、意識をデジタル化する取り組みも生まれています。「どうとでもありうるという節操のなさ」に希望があると言う評論家で著述家の真鍋厚さんに、「死の恐怖」についてつづってもらいました。

続きを読む