ネットの話題
学期末に持ち帰ってくる絵や工作、どう保管しよう… 絵本にできます
考案した社長に話を聞きました
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考案した社長に話を聞きました
学期末になると子どもたちが持ち帰ってくる絵や工作の数々。直しこんだまま、どこに行ったかわからない人も多いのではないでしょうか。そんな経験をもとに、作品を一冊の絵本にするサービスを立ち上げた会社があります。考案した社長に話を聞きました。
コロナ下の2020年に「名刺マスク」を手がけて話題になった長屋印刷(名古屋市)。
長年培った印刷技術を生かし、マスクに名前や肩書をオーダーメイドで印刷するという商品でした。
そんな会社が新たに始めたサービスが「こども絵の本」です。
申し込むと自宅に送付用の箱が届くので、その中に子どもの描いた絵などの作品を入れて長屋印刷へ送ります。
すると、作品の撮影、データ補正、印刷、製本を経て一冊の本になるというサービスです。
最終ページには、作者である子どもの写真や、絵を描いたときの情報を掲載。
後で見返したときに、描いていたときの様子を思い出せるようになっています。
掲載できるのは25作品ですが、イラストや書道だけでなく立体工作も1冊につき1点まで対応。
作品の送付にかかる送料も込みで、価格は税込み2万2000円です。
「ハードカバーの絵本にすることで、お子様の作品を『いつまでも』『きれいな状態』で残すことができます。またご家庭の本棚にしまっておけば、いつでも手軽に愛でることができます」
そう話すのは、長屋印刷代表取締役で、5歳と7歳の娘がいる中川剛さん(43)です。
たくさん飾りたいけど、絵のサイズが大きくて家の壁には飾りきれない。
作品のサイズがバラバラで、きれいに収納できない。
決して捨てたくはない、この可愛い作品をどうしたらよいものか?
そんな自身の悩みをきっかけに、子どもがいる家庭にリサーチをして、サービスを立ち上げたそうです。
単に絵本化するだけでなく、制作過程で生まれたデジタルデータも提供できる仕様になっています。
注文者ごとに専用サイトが制作されるので、データをスマホにダウンロードしたり、Tシャツやスマホケースなどのグッズを発注したりが可能です。
立体工作は工業用の3Dスキャナーでデータ化するため、絵本にあるQRコードを読み取ることで立体的に表示することができます。
「私の娘がお母さんになったときに、私の孫にあたる娘の子どもと『お母さんが5歳のときにはこんな絵をかいていたんだよ』なんてお話ができるとすてきだなぁと思っています。こどもの時に描いた絵をめぐるストーリーが、世代を超えて多くのご家庭で生まれるといいなと考えています」
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