「今度はオタクが恩返すとき」花屋に支援の輪〝推しへの愛の伝道師〟
「フラスタ」文化守りたい
キャラクターパネルを囲う大量の草花。人間の背丈より高いスタンド――。アニメやゲーム関連の舞台に足を運ぶと、時折そんな創作物を見かけます。ファンが花束代わりに、出演者に贈る「フラスタ」です。「推し」への深い愛情を示す文化として、広く親しまれてきました。しかし新型コロナウイルスの流行で、制作を担う生花業者の経営が悪化し、存続の危機に瀕しているのです。「世界に誇るオタク文化を守りたい」。そんな思いから、ウェブ上でSOSを発した職人の一人に、胸の内を聞きました。(withnews編集部・神戸郁人)