菅さんの危機管理能力 迅速に対応したのは〝政権の猛威〟だけ?

「スーツを着て寝ているのではないか」と言われた迅速さ、「GoTo」で試された真価

南彰
朝日新聞記者

火災で正殿などが焼失した首里城を視察する菅義偉官房長官=2019年12月21日、那覇市、安倍龍太郎撮影

【金曜日の永田町(No.4) 2020.11.21】
新型コロナウイルスの感染拡大が進むなか、菅義偉首相の肝いりで進められてきた「GoToトラベル」が問題になっています。「スーツを着て寝ているのではないか、とささやかれるほど、危機対応はいつも迅速だった」。そのように自民党幹部が持ち上げてきた「危機管理の菅」の実相とは――。朝日新聞政治部の南彰記者が金曜日の国会周辺で感じたことをつづります。

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