「障がい」表記で差別はなくなりますか?アルビノ当事者が語る現実

本当に必要な「配慮」って何だろう?

雁屋優

「障害」は「障がい」と書いた方がいいのではないか――。賛否が分かれてきた、この疑問について、アルビノの雁屋優さんが切り込みます(画像はイメージ)

生まれつき肌や髪の色が薄い、遺伝子疾患・アルビノの雁屋優さん(25)には、長年抱いてきた疑問があります。「障害」を「障がい」と書き換える風潮に対するものです。単語自体が持つ、ネガティブな響きを消し去りたい。そんな意図に理解を示しつつも、「当事者が直面する現実を覆い隠してしまうのではないか」という違和感が根強いといいます。自らも「ふつう」とは異なる外見や、症状の一つ・弱視によって苦労してきた立場から、こうした「配慮」についての思いをつづってもらいました。

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