トイレで生まれた「ムーミンの原型」誕生の島に残る作者トーベの面影

想像する楽しさを知っている子たちが、自分の心に耳を傾け、行動するのは、意外と簡単なのかもしれないと思うのです

小川 尭洋
朝日新聞記者

ペッリンゲ諸島にある「モラン岩」にのぼる森下圭子さん(左)。形がモランに似ていることから名づけられた。目と口は近所の住民が書き込んだという=本人提供

ムーミンの原作者トーベ・ヤンソンが、ムーミンを最初に描いた場所として知られるフィンランド南部のペッリンゲ諸島。首都ヘルシンキに住む翻訳家、森下圭子さん(51)はこの夏、1カ月間滞在しました。「自分の心で考え、動く」。そんなムーミンの谷の世界観を、現地で感じたそうです。(朝日新聞記者・小川尭洋)

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