長澤まさみファン、福沢諭吉好き 関西育ちアフリカ少年の日本人観

松川希実
朝日新聞記者

カメルーンに帰省して出された料理は……。まんがアフリカ少年が日本で育った結果「食の洗礼」より

 腕に輝く赤、緑、黄の「ラスタカラー」の腕輪。「自分を象徴する色でもある。僕は日本人でもあり、アフリカ人だから」と話すのは、国籍も生まれもカメルーンだけど、4歳で来日し、日本で育った星野ルネさん(34)です。今年8月に自身の半生を描いた「まんが アフリカ少年が日本で育った結果」(毎日新聞出版)で漫画家としてデビューしました。「バイブルは福沢諭吉」「憧れの女性と言われれば、長澤まさみが思い浮かぶ」と言うルネさん。漫画では既存の「日本人観」を超越する生き様を発信し続けています。

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