0.01ミリ、東京五輪でもアピール コンドーム、五輪とともに進化

森泉萌香

コンドームにおける五輪の意義とは

 東京オリンピックの開幕まで、2年を切りました。五輪のたびに話題の一つになるのが、選手村で配布される「コンドーム」です。2016年のリオデジャネイロ五輪では45万個が配布されたといいます。コンドームのゴムの薄さはこの10年ほどで劇的な進化を遂げ、今や0.01ミリ台の極薄時代。コンドーム大国でもある日本のメーカーは東京五輪、そしてその後の未来にどんなビジョンを描いているのでしょうか。メーカーの熱意に心を打たれ、学生時代にコンドーム産業の経営史を研究していた記者が、担当者を訪ねました。(朝日新聞記者・森泉萌香)

続きを読む