ガンダム原画、安彦良和のすごさ 美術館レベル「動きまで絵に」

ガンダムの作画監督、安彦良和さんの原画は、「皮膚の温かみや匂いまで感じさせる」と言われ、美術館レベルの作品と評価されています。

キャラクターのデザインを手がけた安彦良和さんによる主人公アムロ・レイの原画。人間らしい表情やしぐさが登場人物に現実味を与え、ステレオタイプのロボットアニメではない臨場感を生み出した=(C)創通・サンライズ

 機動戦士ガンダムの作画監督、安彦良和(やすひこ・よしかず)さんはアムロやシャアなど、多彩な登場人物を描き、新しいアニメの表現を生み出しました。その絵は、「皮膚の温かみや匂いまで感じさせる」と言われ、美術館レベルの作品と評価されています。戦闘シーンでは、「ぶっ殺してやる!」という目をしながら描いていたという安彦さん。演技者として、キャラクターの気持ちになりきり、絵に向き合っていたそうです。

続きを読む