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連載

#276 #小山コータローの4コマ劇場

いつまでも食べられない〝流しソーメン〟 「コレじゃ、まるで…」

そうめんおいしいのにね。

小山コータローさんのマンガ「流しソーメン流し」
小山コータローさんのマンガ「流しソーメン流し」
なにを信じたら……。漫画家・小山コータローさん(@MG_kotaro)が描くのは、どこか奇妙だけどなぜかツボに入る4コマ漫画。想像の斜め上からくる小山さんの発想力で、ちょっとダウナーな頭をやわらかくしてみませんか。
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小山コータローの4コマ劇場

「流しソーメン流し」

小山コータローさんの漫画「流しソーメン流し」
小山コータローさんの漫画「流しソーメン流し」

「俺の夏にしてやるぜ!」…だったのに

たびたびXでも話題になるギャグ漫画作家の小山さんに、漫画にちなみ、「夏の思い出」を聞いてみました。

夏の思い出…何かなあと考えてみれば、僕は元々神奈川県小田原市という、かまぼこに生活を支配された町に生まれ小学校4年生の夏休み前までそこに住んでいました。

親の仕事(天才ハッカー)の都合などで静岡というお茶に生活を支配された町に引っ越したのですが、これが夏休み期間に引っ越しと転校をするという、今考えてみれば変なタイミングだったなと思う。

夏休みなんて小学生にとっては「苦しくて短い」でおなじみのボディブローの逆といわれている「楽しくて長い」でおなじみですから、本来小学校生活の中でも一番楽しいイベントな訳です。

しかし小4の僕はテンションの上がりきった状態で知らない土地で過ごし、さらには新しい学校に降臨しなければならないという不安でいっぱいだったと思う。転校初日の挨拶はなんて言えばいいのか、なんてことを毎日考えてた気がしますね。

「神奈川県から来ました小山コータローです。好きな食べ物はカレー。好きな食べ物を食べる時は歯です」

こうして自己紹介は決まりましたが、その変な夏をどう過ごすのかソワソワした夏休みだったと思います。自身が8月生まれと言うこともあり、小4ながらも「俺の夏にしてやるぜ!」といわんばかりのワクワクもあったかもしれませんね。

実際は転校初日に緊張しすぎ両手両足が同時に出てしまいしばらく浮遊していたのですが、自己紹介を終えて自分の席に座るまでの数メートルで、やんちゃなクラスメイトに足を引っかけられて転ばされるという考え得る転校初日の中でもかなり厳しい初日を迎えることとなりました。

以前にもコラムに少し書きましたが、この転校をきっかけに早かった足は遅くなり、良かった視力は悪くなり、悪かった学力はかなり悪くなりました。

こんなに成長期に弱体化される人間も珍しいでしょうね。

<こやま・こーたろー>
漫画家。「違和感」を作風とし、漫画家のSNS「コミチ」やXで毎日4コマ漫画を発信中。前後関係を無視したセリフや、突拍子もない理不尽な展開が得意。初の書籍『デリシャス・サンド・ウィッチーズ』(扶桑社)発売中。Xアカウントは@MG_kotaro

   ◇
漫画家・小山コータローさんの連載「#小山コータローの4コマ劇場」は原則週1回、withnewsで配信していきます。
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