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ネットの話題

「再現度がすごい」136枚の〝手編み〟麻雀牌「これで麻雀できる」

多くのユーザーを驚かせています

あみぐるみ作家・某さんが作った麻雀牌
あみぐるみ作家・某さんが作った麻雀牌 出典: 某さん(@chobimario)のXより

目次

ハンバーグに鉄板、麻雀牌136枚全種……再現度の高い「編み物」がSNSで話題になりました。「編み物で作れるんですね」「手編みの麻雀牌って初めて見た」と多くのユーザーを驚かせています。

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「編み物の固定観念を壊す」

1月中旬、X(旧Twitter)で話題になったのは、静岡県在住のあみぐるみ作家・某さん(@chobimario)の投稿です。

画像に写っているのは、静岡県内で展開する「炭焼きレストランさわやか」のげんこつハンバーグを鉄板から再現した編み物と、麻雀牌136枚全種の編み物です。

「編み物の固定観念を壊す、楽しい取り組み」「再現度がすごいっ」「興奮で汗が止まらない」「レベル高過ぎてワロてる」といったコメントが寄せられ、13万を超える「いいね」が付いています。

なかでも麻雀牌への反響が大きく、「手編み牌すごすぎん???」「これで麻雀できるじゃん!!」「音がしない麻雀牌、需要ありそう」といった感想がありました。

あみぐるみ歴20年「編み物は食事みたいなもの」

投稿主の某さんは、あみぐるみ(編み物の技法で作る人形)歴20年。編み物を始めたのは幼稚園の頃で、「母が棒針(先がとがった棒状の編み針)で編み物をするのを見て、憧れてやり始めました」と話します。

大人になってから、かぎ針(先端がフック状になっている編み針)で長男の「ファーストシューズ」を編もうとしたところ、「棒針とかぎ針の編み方の違いに四苦八苦して」思うように編めずに断念しました。

「もっと簡単なものを作ってみよう」と本を見てクマやウサギのあみぐるみを作ってみたそうです。

これまでに作った作品は数知れず。「編み物は私にとって食事みたいなものです。編み物からしか摂取できない栄養素があります」と話します。

友人へプレゼントしたあみぐるみ
友人へプレゼントしたあみぐるみ 出典:インスタグラムより

麻雀牌の制作期間は4カ月

今回投稿した「ハンバーグ」は2019年11月の作品で、およそ10日で作り上げたといいます。

「静岡県民なので、『さわやか』には昔からお世話になっているのですが、食事している時にふと、牛の鉄板を編みたくなったんです。『誰も編んだことないだろうな』と」

鉄板の牛の造形にこだわり、リアルさを追求したといいます。

出典:インスタグラムより

「麻雀牌」は2021年12月の作品。「家族で麻雀をよくするので、家に麻雀牌があって身近なこともあり編みたくなりました」と話します。麻雀牌も、「誰も編んだことがないだろう」と考えたそうです。

制作期間は約4カ月。「やる気になって編み始めてからは4カ月かかりましたが、構想はずっと頭にありました。『絶対に大変だろうな…』となかなか編み始めることができませんでした」

麻雀牌は、あみぐるみ特有の丸みもありつつ、きちんと面取りして牌の表面を際立たせたといいます。

こだわりポイントは「図柄の刺繍」です。「刺繍する面が平らではないので、同じように刺繍したつもりでも線が歪んでしまうので大変でした」

「同じ牌が四つあるので、一つ完成しても『この苦行をまだあと3回もやるのか…』とくじけそうになりました」

出典:某さんのXより

麻雀牌の「編み図」も公開

Xで話題になったことを受け、某さんは「ハンバーグは5年半前、麻雀牌は3年前に投稿しましたが、思っていたほど閲覧数が伸びず『うまくできたのにな…』と、ちょっとがっくりしました。ですが、今回編み物ブームに乗っかって多くのみなさんに反応をいただいて報われました」と笑います。

一方で、「編み物ブームで編み物を始めた人の心が折れる」というような反応をもらったといい、「古参が新参を受け付けない構図にならないかハラハラしました」とも心配したそうです。

某さんは麻雀牌の「編み図(編み物の手順などを表した図)」も公開しています。

「くじけそうになった」と某さんが振り返るように、並大抵の気持ちでは取り組めませんが、上級者の方は挑戦してみると「音がしない麻雀牌」で楽しむことができるかもしれません。

出典:某さんのXより

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