ネットの話題
「再現度がすごい」136枚の〝手編み〟麻雀牌「これで麻雀できる」
多くのユーザーを驚かせています
ハンバーグに鉄板、麻雀牌136枚全種……再現度の高い「編み物」がSNSで話題になりました。「編み物で作れるんですね」「手編みの麻雀牌って初めて見た」と多くのユーザーを驚かせています。
1月中旬、X(旧Twitter)で話題になったのは、静岡県在住のあみぐるみ作家・某さん(@chobimario)の投稿です。
編み物ブームが来てると聞いて
— 某 (@chobimario) January 21, 2025
編み物はいいぞ…さわやかのハンバーグ編んだり麻雀牌全種編んだり出来るぞ… pic.twitter.com/26mJ3luBTD
画像に写っているのは、静岡県内で展開する「炭焼きレストランさわやか」のげんこつハンバーグを鉄板から再現した編み物と、麻雀牌136枚全種の編み物です。
「編み物の固定観念を壊す、楽しい取り組み」「再現度がすごいっ」「興奮で汗が止まらない」「レベル高過ぎてワロてる」といったコメントが寄せられ、13万を超える「いいね」が付いています。
なかでも麻雀牌への反響が大きく、「手編み牌すごすぎん???」「これで麻雀できるじゃん!!」「音がしない麻雀牌、需要ありそう」といった感想がありました。
投稿主の某さんは、あみぐるみ(編み物の技法で作る人形)歴20年。編み物を始めたのは幼稚園の頃で、「母が棒針(先がとがった棒状の編み針)で編み物をするのを見て、憧れてやり始めました」と話します。
大人になってから、かぎ針(先端がフック状になっている編み針)で長男の「ファーストシューズ」を編もうとしたところ、「棒針とかぎ針の編み方の違いに四苦八苦して」思うように編めずに断念しました。
「もっと簡単なものを作ってみよう」と本を見てクマやウサギのあみぐるみを作ってみたそうです。
これまでに作った作品は数知れず。「編み物は私にとって食事みたいなものです。編み物からしか摂取できない栄養素があります」と話します。
今回投稿した「ハンバーグ」は2019年11月の作品で、およそ10日で作り上げたといいます。
「静岡県民なので、『さわやか』には昔からお世話になっているのですが、食事している時にふと、牛の鉄板を編みたくなったんです。『誰も編んだことないだろうな』と」
鉄板の牛の造形にこだわり、リアルさを追求したといいます。
「麻雀牌」は2021年12月の作品。「家族で麻雀をよくするので、家に麻雀牌があって身近なこともあり編みたくなりました」と話します。麻雀牌も、「誰も編んだことがないだろう」と考えたそうです。
制作期間は約4カ月。「やる気になって編み始めてからは4カ月かかりましたが、構想はずっと頭にありました。『絶対に大変だろうな…』となかなか編み始めることができませんでした」
麻雀牌は、あみぐるみ特有の丸みもありつつ、きちんと面取りして牌の表面を際立たせたといいます。
こだわりポイントは「図柄の刺繍」です。「刺繍する面が平らではないので、同じように刺繍したつもりでも線が歪んでしまうので大変でした」
「同じ牌が四つあるので、一つ完成しても『この苦行をまだあと3回もやるのか…』とくじけそうになりました」
Xで話題になったことを受け、某さんは「ハンバーグは5年半前、麻雀牌は3年前に投稿しましたが、思っていたほど閲覧数が伸びず『うまくできたのにな…』と、ちょっとがっくりしました。ですが、今回編み物ブームに乗っかって多くのみなさんに反応をいただいて報われました」と笑います。
一方で、「編み物ブームで編み物を始めた人の心が折れる」というような反応をもらったといい、「古参が新参を受け付けない構図にならないかハラハラしました」とも心配したそうです。
某さんは麻雀牌の「編み図(編み物の手順などを表した図)」も公開しています。
「くじけそうになった」と某さんが振り返るように、並大抵の気持ちでは取り組めませんが、上級者の方は挑戦してみると「音がしない麻雀牌」で楽しむことができるかもしれません。
編み麻雀牌、TikTokでミリオン(目前)までいった動画もご覧ください
— 某 (@chobimario) January 24, 2025
スピード感と友人のナレーションが最高 pic.twitter.com/1stJlzqcqD
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