ネットの話題
カレンダー、処分する人ちょっと待った! 「ナイス」な活用法が話題
「真似する」人が続出しています
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「真似する」人が続出しています
年末年始、カレンダーをたくさんもらった人もいるのではないでしょうか? スマートフォンのアプリを使うからカレンダーは飾らないという人もいるかもしれません。でも、処分してしまうのはもったいない。SNSで、「ナイスアイデア」な再利用方法が注目を集めました。
X(旧Twitter)で話題になったのは、mayumamaさん(@ma_yumama)が1月上旬に投稿した画像です。
使わない壁掛けカレンダーで作ったという、カラフルな絵柄の「封筒」がたくさん並んでいます。
もらいすぎたカレンダーや使わないカレンダーをどうするか、迷っていた人も多かったようです。
ユーザーからは「こんな発想なかった」「真似したい」「封筒を作る過程が楽しそうだし、SDGs的にも理にかなってる」といったコメントが寄せられ、8万近い「いいね」が付きました。
mayumamaさんの投稿を見て、実際に「作ってみた」という人も。
捨てられずにいた2024年のカレンダーで作ったという人や、雑誌の付録のカレンダーを使ったという人が画像付きで続々と投稿しています。
封筒の正面に何の絵柄がくるようにするか、作る人のセンスが光ります。
ほかにも、カレンダーでブックカバーを作っているという人や、お菓子の包装紙で封筒を作っているという声も寄せられました。
mayumamaさんがカレンダーの再利用を始めたのは2013年のこと。
「毎年カレンダーをいくつもいただきますが、我が家ではひとつも使わないため、『何か活用法はないか?』と探していました」と話します。
厚みがあって丈夫な紙を使ったカレンダーは、子どもがペーパークラフト用に使う紙として利用しました。
さらにほかのカレンダーの活用法を探していたとき、ハンドメイドサイトで封筒の型のテンプレートを見つけ、ダウンロードして作ってみることにしたそうです。
mayumamaさんは、大小様々な型をダウンロードして余っていたクリアファイルに油性マジックで写し、切り取ってテンプレートを作ったといいます。
最初に作ったのは印象派の絵画や、風景のカレンダーを使った封筒です。数字だけのシンプルなカレンダーも、おしゃれな封筒に変身を遂げました。
封筒は、友人にチケットを渡すときなどに使っています。「きれい」と喜んでもらえることが多く、「カレンダーから作った」と伝えると驚かれるそうです。
これまでに何枚も作る中で、「封筒の幅にしっくり収まった」のはグスタフ・クリムトや藤田嗣治の絵があしらわれたカレンダーでした。
よく作るのは、お年玉を渡すときに使えるポチ袋や、お札がそのまま入る長形40号ほどのサイズだそうです。サイズにもよりますが、カレンダー1枚から封筒が3枚ほど作れるといいます。
今回、Xの投稿に多くの反応が寄せられたことについて、mayumamaさんは「私の投稿を見て、実際に『作ってみたい』や『作ってみました』という方が多数いらっしゃって、とてもうれしかったです」と話します。
「みなさんのお気に入りのカレンダーが封筒になっているのを見て、こちらも幸せな気持ちになりました」
普段はタイル作家として、年1、2回個展を開催したり、タイルの魅力をSNSに投稿したりしているmayumamaさん。
日頃から身の回りにあるものをタイル制作に生かしたり、骨董市などで手に入れた古材をタイルを入れる額に活用したり、「リサイクル精神を大事にしたものづくり」をしているそうです。
「ものづくりをしている身としては、作ることの楽しさを知ってもらえてうれしかったですし、自分にとって不要なものを、見方を変えることでアップサイクル(創造的再利用)できるという視点の楽しさを伝えられてよかったです」と話しています。
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