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台所が「落ち着く配色」リフォームして気づいた〝ビビッときた〟理由

リフォームしたキッチン。「配色が落ち着く」と思ったら…
リフォームしたキッチン。「配色が落ち着く」と思ったら… 出典: じゃぐさん(@food_juggle)の投稿から

目次

「ちょっと理系民の皆さんに聞いて欲しい」――。そんな呼びかけから始まる、リフォームしたキッチンについてのSNS投稿が話題になりました。「配色が落ち着く」ということで選んだキッチンの色ですが、ビビッときた理由が……。投稿者に聞きました。

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ラボっぽいキッチンに6万いいね

話題になったSNS投稿は「ちょっと理系民の皆さんに聞いて欲しい」という投げかけから始まり、白と黒のシンプルなキッチンの写真とともに投稿されています。

投稿者のじゃぐさん(@food_juggle)は、我が家のリフォームをして、キッチンの総入れ替えをしていたところ。

「ショールームで検討して最終的に写真のような配色が落ち着くねってことで確定したんですが、ビビっときた理由が妻の一言で判明しました」とのこと。

妻が放ったのは「『これラボの実験台(島津製)じゃない?』」ということばでした。

この投稿に、Xでは「落ち着きます」「料理は科学なので間違いない」「キムワイプが似合いそう」「理科室の机」「どうみてもラボ」といったコメントとともに、6.6万ものいいねが付きました。

白と黒のシンプルなキッチン。でも、まさかの「あれ」にそっくり?!
白と黒のシンプルなキッチン。でも、まさかの「あれ」にそっくり?! 出典: じゃぐさん(@food_juggle)の投稿から

「料理=科学だと思っています」

投稿したじゃぐさんに話を聞きました。じゃぐさんは学生時代から理系で、現在では食品メーカーで研究や開発に携わっています。

じゃぐさんによると、このリフォームしたキッチンはパナソニック製とのこと。「配色やデザインではなく、システムキッチンとしての機能面で選びました」と話します。

「この配色も機能面を追求してのこと。機能面を追求した結果として慣れ親しんだ実験台になったというのがなんとも趣深いです。実際、実験台での天板が黒いこの配色は試薬をこぼした時にも目立ちやすいという機能もあるので、行き着くところに行き着いたのかもしれません」

投稿につくコメントでは、「フラスコを置いてみると、自然と落ち着く環境に」「遠心分離機置いても違和感ない」「計量はビーカーで」などと、このラボっぽいキッチンに置いたらよさそうな実験器具をフォロワーがいろいろと紹介してくれています。

じゃぐさんも、続くポストで「キムワイプや自宅にあったそれっぽいものも加えてみたらどうみても実験台」と投稿しています。

「キムワイプや自宅にあったそれっぽいものも加えてみたらどうみても実験台」と投稿
「キムワイプや自宅にあったそれっぽいものも加えてみたらどうみても実験台」と投稿 出典: じゃぐさんの投稿から

じゃぐさんは「理系という共通項をフックにして、ほぼ全員が一致団結して提案してくれるさまを見て、感銘を受けました。この悪ノリこそ、まさに理系だなと思いました」と言います。

今では、「リフォームしたキッチンをより実験台らしくするためにどんな器具を買おうか」と、同じく理系の妻と盛り上がっているというじゃぐさん。

「食品に関する研究開発に携わっていると、実験台自体が調理場でもあり料理=科学だと考えています。でも逆に実験ほどはシビアにならないように気をつけながらキッチンに向かおうと思います」

島津製作所もすぐに反応

実はこのじゃぐさんの投稿には、すぐに島津製作所の公式SNSも反応。「『配色が落ち着く』のお声を受けて、当社『ラボの実験台(島津製)』を撮影してきました。嬉しい限りです」と投稿しています。

島津製作所の担当者に取材したところ、当日の朝から社内で、このラボキッチンの投稿が話題にあがっていたとのこと。「理系の方が、無意識の内にキッチンの配色に選んでしまうほど当社(グループの島津理化を含む)製品が身近なもの、親しみがあるものとなっていることに驚きとありがたさを感じました」

「製品デザインにも力を入れているので、『落ち着く』とのコメントは大変ありがたく、励みになります」と話しています。

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