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ペットボトル飲料、口つけたらいつまでに飲みきる? メーカー見解は

未開封でも注意してほしいこと

口を付けたペットボトル、飲みきり目安は?(画像はイメージです)
口を付けたペットボトル、飲みきり目安は?(画像はイメージです) 出典: Getty Images

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猛暑が続く今夏、出先で買うペットボトルも1本では足りず、2本目を買ったり、大きいサイズにしてみたりと水分補給が欠かせません。何度ぬるくなった飲み物を自宅に持ち帰って冷蔵庫に入れたことか。そんなとき気になるのは、口をつけたペットボトルはいつまでに飲みきった方がよいのかということです。飲料メーカーに聞きました。

飲みきる目安は8時間

話を聞いたのは、飲料メーカーの伊藤園です。ペットボトル飲料を飲みきる目安については、「よくいただくご質問」としてサイトでも紹介しています。

伊藤園によると、直接、口をつけて飲んだ場合の目安は常温(15~25度が目安)でも冷蔵でも「8時間」。コップなどに入れて飲んだ場合、無糖のお茶や青汁、水は冷蔵庫に保管の上「2~3日以内」、野菜・果汁飲料は「3~4日以内」が目安だといいます。

パッケージに記載されている賞味期限はあくまでも開封前のもの。また、季節によって飲みきりの目安に変わりはないそうです。

ペットボトル飲料の飲みきり目安
ペットボトル飲料の飲みきり目安 出典:伊藤園のHPより

容器が破損のおそれも

メーカーが推奨する時間以上が経過すると、どのような不都合が考えられるのでしょうか?

担当者は、「空気中のホコリや雑菌などが入り込むことで、味わいや香りが落ち、品質が劣化します。また、開封後長時間経過すると、雑菌が内容液中で増殖し、濁りやとろみ、塊(浮遊物や沈殿物)などが発生することもあります」と説明します。

野菜・果汁飲料やミルク入り飲料の場合、開封してから時間が経つと、雑菌によって発酵し、炭酸ガスが発生して容器が膨張することがあるそうです。

「キャップが飛んだり、容器が破損したりすることがありますので、ご注意ください。飲みかけのペットボトル飲料はキャップを閉め、冷蔵庫に保管のうえ、お早めに飲みきってください」と注意を呼びかけます。

画像はイメージです
画像はイメージです 出典: Getty Images

未開封品、保管の注意点は

日中、外出していてエアコンを付けられない場合は、室温が上がってしまいます。未開封のペットボトルをストックしている場合、影響はないのでしょうか?

伊藤園によると、常温保存であれば基本的に未開封の商品が変質することはないといいます。しかし、直射日光のあたる場所や車内などの温度が高くなる場所に長時間置いておくと、液体の色や風味が変わることがあるそうです。

炭酸飲料の場合は、車のダッシュボードやトランクなど温度の高くなる場所に置いたままにすると、「容器が膨張・破裂する」ことがあるといいます。

このほか、においの強い場所やにおいの強いもののそばにペットボトル飲料を保管するとにおいが移ることがあり、注意が必要です。

「未開封のペットボトル製品でも、直射日光の当たる場所や、温度・湿度の高い場所は避け、風通しの良い場所に保管してください」と呼びかけています。

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