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ぽたぽた焼のおばあちゃん、知恵袋に「NFT」なぜ SNSでも驚き
「令和版にアップデート」
さとうじょうゆの甘じょっぱい味わいでお馴染みのおせんべい「ぽたぽた焼」。裏面の「ぽたぽたおばあちゃんのちえ袋」のテーマに、NFT(代替ができないデジタルデータ)が採用されていた――。そんな驚きの声がSNSであがりました。ぽたぽた焼を販売する亀田製菓(本社・新潟市)に狙いを聞きました。
ぽたぽた焼の個包装裏面に掲載されている「ぽたぽたおばあちゃんのちえ袋」といえば、なぞなぞや、生活の豆知識が載っていることでなじみがあります。
しかし先月、複数パターンのある知恵袋の一つにNFTが挙げられていることが、Xで話題になりました。知恵袋での説明は、「世で噂になっているNFTは」と始まり、ぽたぽた焼きの商品価値の話につなげています。
亀田製菓によると、「ぽたぽた焼き」は1986年に発売されました。当時から「ぽたぽたおばあちゃんのちえ袋」は掲載されていますが、担当者によると、知恵袋の名前には変遷があり、「みんなの知恵袋」「ぽたぽた親子あそび」を経て、今年8月のパッケージリニューアルでまた、発売当初のネーミングに戻ったそう。
「親子のコミュニケーションのきっかけになるように」という思いから、知恵袋の内容は考えているそうで、内容は時代ごとにアップデート。
担当者によると、「現代の親子にもっとぽたぽた焼に親しみをもって楽しんでいただきたい」という思いで、NFTをテーマに選定。「ぽたぽた焼が持つ温かい世界観は大切にしながら、いまの親子にも楽しんでいただける内容にしたいと思い、令和版にアップデートしました」
これまでにNFTのような、いわゆる「現代的」な内容の知恵袋はあったのか尋ねると、「過去のデータがすべて残っているわけではない」としつつも、「これまでは昔ながらの生活の知恵が中心だったと認識しています」。
NFTがテーマに選ばれたのは画期的なことだといえそうです。
ところで、「ぽたぽたおばあちゃんの知恵袋」は何種類あるのでしょうか?
「カテゴリーとしては、生活の知恵やなぞなぞ、言葉遊びなどがあり、全部で20種類あります」と担当者。ただ、「何が書いてあるのかチェックをしていただくことも、お客様にお楽しみいただきたいため、細かい内容の回答は控えさせていただきます」とのことでした。
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