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#12 #就活しんどかったけど…

「インターンで内定」「自己分析が大事」24卒の学生が語る就活事情

就活を終えた3人に話を聞きました

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画像はイメージです 出典: Getty Images

目次

「本当に就活生が知りたい情報」を発信していこうと、現役の大学生・大学院生たちが関わってコンテンツをつくるYouTubeチャンネル「名キャリ」。運営会社でインターンをしながら、制作に関わる2024年卒の大学生・大学院生3人に、実際に就活で苦労したことや役立ったこと、インターンに参加したきっかけなどを聞きました。
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就活しんどかったけど…

私立文系大学生Aさん:インターンでの「営業」経験が生きた

<Aさん:私立文系4年の女性。愛知県在住。商社などに内定>

ーー就活で大変だったことや悩んだことを教えて下さい。


有名大学でもないし、ガクチカに書けるような特別な研究をしているわけでもない。「ガクチカ(学生時代に力を入れていたこと)」が何もなかったのが悩みでした。

周りの友だちは「地元志向」。大学では地元の銀行に就職する人が多かったのですが、私は東京で就職したい気持ちが強くありました。「ガクチカ」を強くするしかないと思って、3年の4月から「名キャリ」のインターンを始めました。

名キャリのインターンでは、テレアポなどの営業を経験したので、就活中のサマーインターンの選考では営業の経験について話せました。営業を経験したおかげでテンポ良く会話をできるようになり、面接練習はあまりしていませんでしたが、受け答えにいかせたと思います。

ーーサマーインターンも受けたのですね。

サマーインターンは25社くらい受けて7社通りました。思ったよりもうまくいった印象です。有名大学ではないことに弱みを感じていましたが、インターンを経験したことで解決しました。

サマーインターンを機に、1社から内定も頂きました。でも、名キャリでの経験を通して別業界である商社に関心を持ち、夏以降は商社を目指して就活をしました。

「商社は人のつながりを大事にしているなぁ」と感じたので、人事の方に連絡したり、社員の方を紹介してもらったりしてOBOG訪問に力を入れました。

希望していた商社の総合職はかないませんでしたが、一般職で内定をもらえました。

ーー今後の就活生にアドバイスはありますか?

私の周りでは、就活を早く始める人がおらず、サマーインターンに参加するのも珍しいくらいでした。

早く始めればいいわけではありませんが、早い段階で内定をいただいていたので、その後商社に絞って就活ができました。

本選考が始まるタイミングで就活を始める人もいますが、早い段階で意識しておくのは大切だと思います。
 

私立理系大学院生Bさん:自己分析の大事さを知った

<Bさん:私立理系大学院2年の男性。東京都在住。コンサルティング会社に内定>

ーー就活で大変だったことや悩んだことを教えて下さい。


「就職活動あるある」でサマーインターンシップに応募してもガンガン落ちる。メンタルに来るくらい落ちます。

サマーインターンは30社ほど応募して10社通りました。でも20社落ちているので、そのメールを見るのはつらいんです。「否定された」と感じてしまいます。

ーーどのように対応したのですか?

自己分析の大事さを知れたことがよかったと思います。本を読んだり、落ちたことを分析したり、「ここがダメだったから直そう」とアクティブに動きました。

振り返る過程では、就活のメディアを活用しました。選考対策も、名キャリや就活サイトなどのメディアを見て情報収集をしました。

ーー就活の結果はどうでしたか?

サマーインターンがきっかけで、コンサルティング会社から昨年12月に内定をいただきました。

もともと街づくりに関心があってデベロッパーを目指していましたが、インターンに参加してみたら「何か違うな」という印象がありました。

一方で、コンサルのインターンでは内容がおもしろく、コンサルを選びました。

ーー今後の就活生にアドバイスはありますか?

サマーインターンに応募する人は多いですが、「みんながやってるから応募する」という流れになっているかなとも思います。

学生の立場でいろんな会社を知れる機会はなかなかないので、おもしろがって就活をしてもらいたいです。

自己分析は、自分のやりたいことや、何をやってきたのかを振り返るいい機会になります。おもしろいと思いながら自己分析してみると、今後の可能性も広がる気がします。

就活はファーストキャリアを決めること。自分を見失わず就活してもらいたいなと思います。
 

私立理系大学院生Cさん:インターン参加、教授からストップが

<Cさん:私立理系大学院2年の男性。東京都在住。銀行などに内定>

ーー就活で大変だったことや悩んだことを教えて下さい。


理系の院生ならではかもしれませんが、研究の都合で教授からインターンシップの参加が禁止されてしまいました。サマーインターンには参加できましたが、秋と冬はインターンに参加したら「留年になる」と言われてしまって。

就活が早期化してインターンから直接採用されることもありますが、それが教授に伝わっていなかったのだと思います。教授としては、「なぜインターンのために研究を疎かにするのか」と思っていたようです。

インターンの参加を制限されたことで、見る業界の幅が狭まったことが自分にとってマイナスポイントでしたし、内定獲得のチャンスを減らされてしまったと感じました。

ーーサマーインターンは何社経験したのですか?

サマーインターンは40社受けて、合格したうちの10社に参加しました。業界は絞らず、幅広く応募していました。

インターン参加で、業界のおもしろさを感じたり、新たなビジネスモデルを知ったりできました。

これまで銀行に興味はありませんでしたが、インターンに参加しておもしろいなと感じましたし、内定もいただきました。

最終的に通信やSIer(エスアイヤー/システム開発会社)など4社に内定をいただきましたが、3社がインターン経由でご縁がありました。

ーー今後の就活生にアドバイスはありますか?

インターンからの採用が増えているので、早めに内定をいただくと本選考で志望の業界に絞れます。それが就活がうまくいくパターンの一つなのかもしれません。
 
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<体験談お寄せください> 新企画「就活しんどかったけど……」では、コロナ禍で変化もあった就活の「いま」を見つめ直し、よりよいあり方を探っていきます。

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