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「目から鱗」「納得」真冬の雪国へ、みかんを〝クール便〟で送る理由
北海道、東北のみなさんにとっては「あるある」のようです

この季節、寒さが厳しい地域へ荷物を送る際に注意しなければいけないことがあります。カギとなるのは、梱包とクール便。対策をしないと、荷物が凍ってしまうこともあるそうです。
「カルチャーショック」
昨年、寒い地域へ食品を送ろうとして「カルチャーショック」を受けたというツイートが話題になりました。
宅急便の人「クール便ですね?」
私「え?常温でいいです」
宅急便の人「クール便で送らないと
凍って腐りますよ?」
と言われた時のカルチャーショック
ツイートには「初めて知りました!目から鱗」「納得」「冷蔵庫は凍らせないために必需品と、聞いたことがある」「東北北海道あるある」といったコメントが寄せられ、12万近い「いいね」がついています。

「凍って腐る」とは?
九州地方で農業関係の仕事をしているというpotikoさん。
「凍って腐る」ことについて多くの驚きや疑問が集まりましたが、「凍る=腐る」ではありません。
potikoさんによると、植物は凍る過程で細胞が傷つき、菌が入りやすくなるそうです。気温が上がって解凍されると菌が増殖しやすい状態になり、腐ることがあるといいます。
戸惑っている方へ補足説明
植物は
凍る過程で体積が増え膨張し
氷の結晶による物理的損傷と
凍ってない部分の濃度が高まり
浸透圧に差ができることにより
細胞に傷が発生します
傷口からカビの侵入が容易になり
凍っていた状態から
カビの活動温度まで気温が上がると
腐ります
ヤマト運輸に聞きました
実際、寒い地域へ荷物を送る際にどんなことに気を付けたほうがいいのでしょうか。クロネコヤマトでおなじみ、ヤマト運輸の担当者に話を聞きました。
「北海道や東北などの寒冷地では、日中でも外気温が氷点下になることがあるため、トラックで輸送中などにお品物が凍結する可能性があります」
「お荷物の発送・到着地どちらかで、日中でも外気温が氷点下になる可能性がある場合は、その旨をご説明し、外気温に影響されにくい梱包や、場合によってはクール宅急便をご案内することがあります」
「ただし、クール宅急便は『保冷輸送(温度を保つ)サービス』のため、お荷物をお預けいただく前にお客さまご自身で予冷いただく必要があります」
ーーどのように梱包するとよいでしょうか。
「発泡スチロールの使用や外装をエアキャップ(緩衝材)で巻く、持ち手の穴をふさぐなどしていただければと思います」
ーー具体的にどのような品物を送る際に注意が必要でしょうか。
「お花や果物、野菜など水分を多く含むものや瓶や精密機器など、温度の影響を受けやすいデリケートなお品物をお送りする際は、外気温に影響されにくい梱包をお願いいたします」
梱包のみの対応で大丈夫かどうかは、品物や天候など状況によって違うそうです。
大雪などの影響で配送に大幅な遅れが出たり、荷物の受け入れを停止したりする場合、宅配業者はホームページなどでお知らせを出しているのでチェックしてみてください。
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— potiko (@potikochocolate) February 9, 2022
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