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マンガ

足のつま先に突然、モジャッ…「犬避け」エッセー漫画に肝が冷えた

ペットも人間も健やかに過ごす方法は

犬と暮らす人なら、一度は体験するであろうアクシデント。その一部始終を描いた漫画が、注目を集めています。
犬と暮らす人なら、一度は体験するであろうアクシデント。その一部始終を描いた漫画が、注目を集めています。 出典: さかぐちまやさんのツイッター(@SAKAGUCHIMAYA)

目次

ペットと一緒に暮らすと、人間との生活感覚の違いに驚くのではないでしょうか。時には予想外の行動に出て、思わず血の気が引いてしまう結果を招くことも……。愛犬と共に過ごす中で発生した、「あるある」なアクシデントがテーマの漫画が、ツイッター上で注目を集めています。作者に思いを聞きました。(withnews編集部・神戸郁人)

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もだえる飼い主、寝息立てる犬

12月2日、「犬は無事」という文言と共に、1ページの漫画が投稿されました。

最初のコマに描かれているのは、民家の一室です。床の上で、茶色い毛並みの犬が横になっています。そこに、洗濯物の衣類を抱えた、飼い主の女性が近づいてきました。

女性は衣類のため視界が狭まり、犬に気付いていません。やがて足が引っかかりそうになり、ようやく足元に愛犬がいると認識します。

「やば……っ」「避け……」。バランスを崩しながらも、女性は何とか足の方向を転換。すんでのところで回避に成功しました。

しかし不幸にも、着地した際に足首をひねってしまいます。さらに、つんのめったまま、壁に頭をぶつけたのです。痛みのあまりもだえる女性を尻目に、犬は動じることもなく、すやすやと寝息を立て続けるのでした。

「犬や猫が絶妙に邪魔なところで寝てるの、すごくよくわかる」「何といういたわりだ」。漫画には、ペットと暮らしていると思われる人物のものを始め、多くのコメントが描き込まれました。4万超の「いいね」もついています。

出典:さかぐちまやさんのツイッター(@SAKAGUCHIMAYA)

恐怖から身体をさすったが…

今回の作品を描いたのは、埼玉県在住のイラストレーター・さかぐちまやさん(35・@SAKAGUCHIMAYA)。雑種犬のもなか(3歳・メス)との日々を漫画化し、ネット上で発表しています。一連の出来事について取材しました。

題材としたのは、今年11月上旬に経験したことです。洗濯物を運搬中に突然、左足のつま先に、温かくてモジャッした感触を覚えました。「もなかだ!」。そう直感し、とっさに身体をひねって避けたものの、右足から転倒したといいます。

「血の気が引きました。その後、『もし避けられなかったら……』と恐怖がこみ上げてきて、犬の身体をさすりました。しかし気持ちよくまどろんでいたところ、水を差されたためか、面倒くさそうな顔をしていました」

幸い、さかぐちさんにも大きなけがはなく、笑い話で済みました。もなかは多くの場合、ソファや犬用ベッドで寝ています。一方、過去には階段上に身体を横たえ、近くを通りかかった家人を驚かせたことも。自由気ままに過ごしているそうです。

さかぐちさんの愛犬・もなか。
さかぐちさんの愛犬・もなか。 出典:さかぐちまやさんのツイッター(@SAKAGUCHIMAYA)

ヒューマンエラーは起こりうる

犬の習性を考えれば、ところかまわず寝るのは、至極自然であるように思われます。その生活リズムに合わせた行動は、飼い主に求められることの一つでしょう。

ただ今回のケースでは、飼い主の側が傷ついてしまう可能性がありました。犬も人間も健やかに暮らすため、どういったことに気をつけるべきなのでしょうか。さかぐちさんに尋ねてみました。

「犬に対しては、今まで通りくつろいでほしいなという気持ちです。ただ今回のように、一歩間違うと大変なことになりかねない場面もあります。朝などバタバタしがちな時間帯は、基本的にリビングで過ごしてもらおうと思いました」

「どんなに防ごうと意識しても、ヒューマンエラーは起こりうるものです。犬も人間も、お互い無理せず過ごせるのがベストだと思います。個人の注意力に任せるより、安全に暮らせる環境づくりを工夫していきたいですね」

そして、今回の漫画に共感が集まった点については、次のように話しました。

「犬や猫に限らず、自分より小さい生き物と生活すると、ヒヤリとする場面って出てきますよね。いただいた体験談を読み、我がことのように肝が冷えました。また、ペットを避けた際におけがをされた方は、どうぞお大事になさってください」

【さかぐちさん関連記事】「犬が塀に刺さってる」淡々と可愛い絵日記、始まりは〝飼育の不安〟

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