ネットの話題
「クオリティーえげつない」ダンボールおままごとキッチンに娘歓喜
こだわりのオーブンは人感センサー付
ダンボールで手作りしたおままごと用の〝キッチン〟。その完成度の高さがツイッターで「クオリティーえげつない!」と話題です。作者に話を聞きました。
画像には、オシャレなレンガ風白壁のキッチンが写っています。ぴかぴかのシンク、シンク下収納は木製風ドア。コンロの下にはビルトインオーブン付きです。
2枚目の画像には、子どもがオーブンを開けて、中をのぞきこんでいますが、オーブン内がライトで光っています。
この投稿に、「クオリティーえげつない」「ダンボール感が一切ない」「売ってるやつ以上!」「大人だけどこんな可愛いキッチンでお料理したい」と称賛のコメントが寄せられ、4万件超のいいねがつきました。
最近おままごとにハマり出した子供のためにダンボールでキッチンを作ってみました✨ pic.twitter.com/U0dH0jgtEj
— *elves* (@elves_HM) October 15, 2022
投稿したelvesさんによると、作ったきっかけは、2歳の娘さんが通っている保育園の保育士さんに「園のおままごとキッチンで楽しそうに遊んでいました」と聞いたことでした。
それまでも、娘さんは自宅ではカーペットの上で、おもちゃの包丁で野菜を「さくっ!さくっ!」と切ったり、フライパンで炒めたり、おままごと遊びを気に入っているようでした。
「それなら、家にもキッチンを用意してあげたいな」
まずは既製品のおままごとキッチンを探しましたが、「木製だと転んで頭を打ったり、地震の時に倒れてきたりして、危ないかも」。思案した結果、たどり着いたのが、ダンボールで作ることでした。
elvesさんは会社員として働くかたわら、趣味で8年ほどハンドメイドを続けています。これまでは刺繡ブローチやアクセサリー、子どもの服などを作ってきましたが、ダンボール工作は初めての挑戦でした。
土台には、たまたま家にあったダンボール箱(約30cm×20cm×25cm)を二つ並べました。
参考にしたのはおままごとキッチンの既製品の画像。でも、マネだけでは終わりません。「自分ならこういうものが欲しい!」を盛りこみました。
ダンボール感を無くすため、100均で買ったリメイクシートやクッションシートを貼りつけ、木製っぽさや、レンガっぽさを表現しました。
こだわったのは、オーブンを光らせること。資材を調達した100円均一ショップで、たまたま人感センサーライトを見つけました。取り付けてみると、ドアを開閉したり、手を入れると光り、「思った以上に良い感じになりました」。
ちなみに、ライトは電池交換がしやすいようにマグネットで着脱できるようにするなど、かゆいところに手が届く工夫も。
製作は、毎晩娘を寝かした後に、コツコツと進め、1週間後、ついに完成しました。
「材料費は4000円ぐらい、時間で言うと、全部で15時間ぐらいかかりました」
キッチンをお披露目すると、娘さんは大喜びで駆け寄ったと言います。「渡した日は1日中キッチンで遊び続けていました」
特に、娘さんが気に入ったのは、こだわったあのオーブンでした。「『焼けたかなー?』『あちちー』と言いながら色んなものを入れてます」
引き出し用のつまみと、シャンプーボトルのポンプで作った〝蛇口〟も、子どもの想像力にかかれば、完ぺきな水道です。「『じゃー!』と言いながら、洗うマネをしてます」
娘さんがキッチンに好きなシールを貼って、デコレーションも日々パワーアップしているそうです。
「ダンボールキッチンは既製品と比べると耐久性は低いですし、手間は掛かります。
ただ、自分や子どもの好きなデザインで作れますし、壊れた時の修理も自分ですぐにできます」
「軽いので移動も簡単で、捨てるとなった場合にもすぐに捨てることができるのがダンボールキッチンの魅力かなと思います」
今は、ダンボールハウスの製作中ということです。どんなお家ができるのか、楽しみですね。
1/7枚