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藝大生の「天才性か!」 入学式に看板持参〝道場破りの猛者〟が登場

入学式の看板を作って入学式へ――。東京藝術大学の新入生の投稿が「天才性」「猛者すぎる」と注目を集めました
入学式の看板を作って入学式へ――。東京藝術大学の新入生の投稿が「天才性」「猛者すぎる」と注目を集めました 出典: 菅野湧己さんのツイッター

目次

入学式の看板を作って入学式へ――。東京藝術大学の新入生の投稿が「天才性」「猛者すぎる」と注目を集めました。作者 @wakumiiii_ に話を聞きました。

「カッコいい年のとり方」を考えたら、見えにくいモノが見えてきた(PR)

「道場破り感……ハンパねぇ!」

「東京藝術大学 入学式」「入学式の看板作って持って行きました」

4月5日、そんな文面とともに3枚の写真が投稿されました。

スーツ姿の男性が手に持つ看板には「東京藝術大学入学式場」の文字。後ろにうつる大学の門の横には、パッと見では見分けがつかない、うりふたつの看板が立てかけられています。

男性が持つ看板が作品。後ろが本物です。

7日午後6時で約1万8千件リツイートされ、いいねは、ゆうに21万件を超えました。

「斬新性 独創性があって藝大いけるんだなぁ」「これが天才性か」「入学式でやるの猛者すぎる」「道場破り感……ハンパねぇ!」といったコメントが並びました。

写真を撮るのを諦める人がいるから…

作者の菅野湧己(かんのわくみ)さん @wakumiiii_ に話を聞くと、この春に東京藝術大学美術学部に入学したそう。大きな反響があったことについて「自分としては思いがけない出来事なので驚きでいっぱいですが、同時に多くの人に見てもらえたことに嬉しくも思っています」と話します。

「先端芸術表現科」に所属。「主に現代アートを学ぶ学科で、各々が多くの表現方法を縦横無尽に駆け巡りながら作品制作をしているのが特徴です」と話します。自身も、映像、写真にとどまらず、さまざま形式の作品を制作しています。

なぜ、入学式の看板を作ったのでしょうか。

「門の前には、入学式の看板が1つだけ置いてあります。そのため、毎年長蛇の列ができて、写真を撮るのを諦める人もいるから」と説明します。

今年も撮影待ちの列ができたため、帰ろうとする人に「私の作品でよければ、入学式の記念写真を撮って帰られますか?」と尋ねたそう。実際に、写真を撮影をする人もいたと話します。「写真を撮って喜んで帰られる方々もいて嬉しく思いました」

看板制作の理由について、「門の前には、入学式の看板が1つだけ置いてあります。そのため、毎年長蛇の列ができて、写真を撮るのを諦める人もいるから」と説明してくれました
看板制作の理由について、「門の前には、入学式の看板が1つだけ置いてあります。そのため、毎年長蛇の列ができて、写真を撮るのを諦める人もいるから」と説明してくれました 出典:wakumiさんのツイッター

レンガを参考に数値を割り出す

どうやってうりふたつの看板を作ったのでしょうか。

「過去5年分くらいの藝大の入学式、卒業式の写真を調べた上で、実際に藝大に訪れ、写真を見ながら実際の長さを測りました」と菅野さん。さらに、「看板が立て掛けてある柱のレンガの数を参考に実際の数値を割り出しました」と話します。

この看板、実は三つ折りにできます。

その理由について、菅野さんは「電車で移動するため、高さが約3mある看板をそのまま持ち運ぶことはできません」

行き届いた設計にツイッターでも「三つ折りにしてるあたりが優しさ指数高めで好き」と絶賛されています。

ただ、折りたたみ式にすることで持ち運びを可能にしたものの、技術的な課題が生じたと話します。「持ち運びのために軽くすること、そして三つ折りにすることは強度とトレードオフになってしまうという課題にぶつかってしまい、何度も試行錯誤を重ねながら制作しました」

構想は1年以上で、制作期間は1週間ほどだそうです。

三つ折り部分と文字が重ならないようにしたり、アルミの棒を通して固定する仕組みにして折りたたみを簡易にしたり。さまざま工夫をこらしました。



入学式では受付に

入学式では、座席の間隔が狭く他の学生とぶつかってしまう危険があるため、受付で預かってもらったそうです。「受付で預かってもらいました。実際に教授の方々にも作品を見ていただくことができ、良い反応を頂けたのではないかと思っております」

菅野さんは大学生活について、次のように話します。

「現代アートに関わる上で、作品制作の原点となる私自身の経験や身体感覚を通して、社会で起きている大小さまざまな出来事や問題たちに、自分なりにどうアプローチしていくかということについて、藝大で様々な表現を学びながら自分の作品制作に繋げていきたいと思います」

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