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連載

#88 コミチ漫画コラボ

何でも「子ども服」換算の日々…自分のため〝えいや!〟と買ったもの

「自分自身へ使ったお金」をマンガに

お店で見かけて気に入ったネックレス。「でもこれを買うお金あったら、子ども服なら10着は……」と迷い、なかなか踏み切れないお母さんを描いたマンガが共感を呼んでいます
お店で見かけて気に入ったネックレス。「でもこれを買うお金あったら、子ども服なら10着は……」と迷い、なかなか踏み切れないお母さんを描いたマンガが共感を呼んでいます 出典: えぽさんのマンガ「ママじゃないわたしのための」

目次

「ママじゃない私」のための買い物――。かわいいネックレスに一目惚れしたお母さんが、購入するか迷うようすを創作マンガで描いたえぽさん。自身も1歳の娘の子育て中で、「これを買うお金で子どもの服が何枚買えるかな……と換算してしまう」と苦笑します。マンガに込めた思いを聞きました。

「カッコいい年のとり方」を考えたら、見えにくいモノが見えてきた(PR)
えぽさんのマンガ「ママじゃない私のための」:マンガのSNSを運営する「コミチ」とwithnewsのマンガ募集企画「#わたしの一番高い買い物」に応募し、大賞を受賞しました。

「自分のためにお金使っていない」

会社員として働きながら、1歳の娘を育てているえぽさん。ツイッターで子育てエッセイマンガなどを発表しています。今回はお題の「一番高い買い物」で創作マンガを描いてみようと思いつきました。

出典:えぽさんのマンガ「ママじゃない私のための」

最近家を買ったため、シンプルに「大きい金額の買い物」を描くことも検討しましたが、「出産してから『自分のためにお金を使っていないな』という思いがよぎって。それを生かして〝自分のための一番高い買い物〟〝身近だけど思い切った買い物〟を描いてみようと思いました」と話します。

常に「子どもが優先」

子どもが生まれてから、お金の使い方が全く変わったというえぽさん。

肌が弱くアクセサリーはつけませんが、「独身の頃は数万円の靴やコートを衝動買いしたこともありました。今はほとんど買わないし、買っても『必要な服を最低限の価格で』ですね」と笑います。

出典:えぽさんのマンガ「ママじゃない私のための」

飲食店や遊びにいくスポットの選び方も、お金や時間の使い方も常に子どもが優先。「『自分を大切にする』というスイッチを切り替えるのはなかなか難しいですよね」と話します。

たまに自分の服を選ぶときも「この値段なら安い子ども服を何枚も買えるな……」と換算してしまい、なかなか踏み出せないといいます。

出典:えぽさんのマンガ「ママじゃない私のための」

「産後1~2カ月は子どもを生かすので精いっぱいでした」と振り返るえぽさん。自分の想定通りに進まないことも多く、夜になかなか寝てくれない時はしんどさも覚えます。

それでも「想像の100倍大変だけど、想像の100倍かわいい。お金と引き換えにならない体験です。産んでよかったなと思っています」。

出産をきっかけに描き始めたマンガ

美大でデザインを学んだえぽさん。出産をきっかけに、「絵だけでは伝わらないものを、文字やストーリーで描きたい」と子育てマンガを描いてTwitterで投稿するようになりました。

出典:えぽさんのマンガ「ママじゃない私のための」

だんだんと描くのが楽しくなり、「マンガが息抜き」に。「娘には次々とかわいいことが起こるので、描ききれない」といいます。寝かしつけの後や、休日にひとりになったタイミングなどを見つけて制作しているそうです。

「自分のためのお金や時間って〝ぜいたく〟って思っちゃいますが、やっぱり自分のための時間って大事ですよね」

「お母さんたち、みんな頑張ってる」

今回のマンガは、特に子育て中のお母さんに深く共感されたといいます。

「これをきっかけに思い切って服を買ってみました」「娘と一緒にショッピングして服を選んでもらいました」といった感想も寄せられました。

出典:えぽさんのマンガ「ママじゃない私のための」

コロナ禍で出産したえぽさんは立ち会い出産もできず、友人と会ったり、近所のママ友とつながったりする機会も少ないといいます。保育園での親同士の交流も減っているそうです。

「だからこそマンガを通して子育て中の方とSNSでつながり、反応をもらったりして交流できるのが心の支えになっています」

五輪開会式にちなんで、頑張っているお母さん・お父さんをピクトグラムで描いたえぽさんの発信は、多くの人に拡散されました。

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「子育て中のお母さんたち、本当にみんな頑張っているよね」という気持ちで描いたそうです。

「自分自身も大切にしてほしいし、お母さんたちがそうできるような社会環境や制度が整ってほしいです」

ときめいたものをかたちに

4月に第2子を出産予定のえぽさん。次は少女マンガで、ラブコメを描きたいと考えているそうです。

「これまでお母さん向けのマンガを描いてきたので、どんな反応があるかドキドキしますが、描く気力が出てきたので描いてみます」と話します。

「自分にも実は『描きたいもの』があったんだなぁと思いました。自分がときめいたものをかたちにしたいですね」

えぽさんのTwitterはこちら→https://twitter.com/aiuepo615
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